Posted: 19 Mar. 2024 3 min. read

レーシングドライバーの佐藤琢磨選手とのテクニカルパートナーシップ契約を2024年シーズンも継続

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社は、米国インディカー・シリーズに参戦するレーシングドライバー佐藤琢磨選手(所属:レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)を2024年シーズンも引き続き応援します。


2022年シーズンより、デロイト トーマツは佐藤琢磨選手が参戦する米国インディカー・シリーズにおけるレースデータ、車両・エンジンデータ、ドライバーのフィジカルデータに係る各種走行データをデジタルテクノロジーを活用して統合的に分析し、マシンセッティング、マシン開発などの競技力向上を目的としたテクニカルサポートを提供してきました。また、データ分析の結果をさらに高度化・深化することでコネクテッドサービスや自動運転技術などのモビリティサービスへの応用に関する検討を進めたほか、脳データの研究開発、次世代アスリートのタレントマネジメントの高度化として、佐藤琢磨選手がプリンシパルをつとめる、ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿(HRS)にて、生徒の育成・強化をサポートするタレントマネジメントシステム導入や、バイオ燃料の効率的活用やEV化なども含めて、モータースポーツという極限の世界における、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを進めてきました。

2024年シーズンにおいても、昨シーズンの実績を踏まえ、タレントマネジメントシステムを基盤とした、より精度の高い「データドリブンな育成」を目指し、あらゆる要素をデータ化し蓄積された28年分のデータと脳データなどの新しいノウハウを掛け合わせて、「将来性・伸びしろ」予測を実現していく取り組みを進めます。また、脳データの研究開発を元にした交通事故防止や高齢者ドライバーの安全運転の推進といった社会課題解決へのアプローチ、競技参加や観戦体験を通じた個々人の心身の充実、地域社会の振興・活性化といったスポーツによる価値を高めることなどを通じて、自らのAspiration Goalに掲げるWell-being社会の実現にも引き続き貢献します。

 

■佐藤琢磨選手について

学生時代の自転車競技から一転、20歳で鈴鹿サーキットレーシングスクールに入り、モータースポーツの世界へ。主席で卒業し、渡英。英国F3で頂点を極め、2002年にF1デビューして活躍。2004年アメリカグランプリにて表彰台を獲得。2010年からは米国最高峰のインディカー・シリーズにチャレンジし、2013年ロングビーチグランプリにて日本人初優勝を成し遂げ、世界最高峰のレースと言われるF1とインディカー両方で表彰台に上がった唯一の日本人ドライバーとなる。更に2017年は世界三大レースの1つと言われるインディ500で優勝を果たし、内閣総理大臣顕彰をはじめ多くの賞を受賞。2019年はインディカー・シリーズに挑戦して初めてシーズン2勝を飾ると共に、市街地コース、ロードコース、ショートオーバル、スーパースピードウェイという、インディカーで開催される4つの異なるタイプのコース全てで勝利を挙げたエリートドライバー(現役ではわずか5人)の仲間入りを果たした。2020年には2度目となるインディ500のチャンピオンとなり、インディカーシリーズ通算6勝を収める。2024年はレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからインディ500に参戦予定。現役レーシングドライバーとして活動を続けながら、更にホンダ・レーシング(HRC)のエグゼクティブアドバイザーに就任し、HRCが取り組むレース活動を幅広くサポートしていくことになり、大きな期待が寄せられている。

なお、2019年より務めているHonda Racing School Suzuka(旧:鈴鹿サーキットレーシングスクール)のKart、Formulaのプリンシパルとして、引き続き次世代の育成にも力を入れていく。

 

【参考情報】

スポーツビジネス

グループのハブとなり、スポーツを取り巻くあらゆるステークホルダーに対して最適なチームを国内外で組成し、スポーツビジネスマーケットの健全な創出・拡大に向けた活動を推進しています。

プロフェッショナル

竹井 昭人/Akito Takei

竹井 昭人/Akito Takei

デロイト トーマツ コンサルティング 執行役員

リテール&サービス業をはじめ、スポーツ、食品、製造、銀行など幅広い業種・業態のクライアントに対してデジタル、データ活用案件を推進。 2016年より国内外のモータースポーツに関するデータ活用コンサルティングに従事。 国内、北米のスポーツチーム・アスリートとともに現場帯同し、テクニカルパートナーとして競技支援業務を実施。   >> オンラインフォームよりお問い合わせ