ナレッジ

補助金ゼロのコスト水準に向かって

洋上風力発電プロジェクトの展望とトランザクション分析

本レポートでは、洋上風力発電の導入量に関するグローバルなコンセンサス予想、補助金依存からの脱却やデベロッパーのオフテイクチャネル重視といった近年の特徴的な動向、洋上風力発電資産の取引価格分析、日本市場に対する見解について述べます。

近年、洋上風力発電産業の活動は活発であり、年々その度合いを増しています。同産業は引き続き、今後数年間で力強い成長を遂げるとする多くの予測が出されています。本レポートでは、洋上風力発電産業の未来を俯瞰すべく、こうした洋上風力発電に関する数々の予測をコンセンサス予想として集約しました。

また、洋上風力発電産業全般における特徴的な動向についても取り上げます。具体的には、業界の補助金からの脱却に関する短期的な見通しと、デベロッパーにおいて強まるオフテイクチャネル重視の傾向について説明します。

さらに、洋上風力発電資産の取引価格を分析するトランザクション分析では、取引されている洋上風力発電資産のマルチプルが、2017年に実施した前回の分析以降、比較的安定していることが明らかになっています。

最後に、日本のコンサルタントの見解として、日本市場において洋上風力発電が補助金に依存しない電源になるに当たって重要となる3つのポイントについて述べています。


<目次>

  • 予想:2030年に向けたグローバルなコンセンサス予想
  • 動向:洋上風力発電の市場動向
  • 分析序論:トランザクション分析の序論
  • 分析:洋上風力発電資産の取引
  • ファイナンシャルアドバイザリー
  • 日本向け見解
    1. 日本国内でのLCOE低下をいかに確実に実現するか?
    2. ポストFITの売電にどう対処するか?
    3. 浮体式は日本のグローバル市場での競争優位に繋がるか?

なお、本レポートは、Deloitte Globalが2021年8月に発行した「Towards subsidy-free cost levels - Perspectives and transaction analysis for offshore wind projects -」を和訳したものに対し、「日本向け見解」の章を追加したものです。そのため、「日本向け見解」を除く章で記載されている情報は2021年8月時点のものです。原著は以下のリンクよりご確認いただけます。
https://www2.deloitte.com/dk/da/pages/energy-and-resources/articles/towards-subsidy-free-cost-levels.html

補助金ゼロのコスト水準に向かって(2.32MB, PDF)
お役に立ちましたか?