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国際会計基準審議会(IASB)が、2021年6月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表
IAS Plus 2021.06.28
IASBの2021年6月に改訂されたワーク・プランでは、メンテナンス・プロジェクトおよびリサーチ・プロジェクトの複数のプロジェクトについて時期が変更されている。
国際会計基準審議会(IASB)の2021年6月に改訂されたワーク・プラン及びその他の進展を理解するために、ワーク・プランを分析した。変更は、IASBが最近公表した公開草案及び修正IFRSによるものである。
以下は、2021年5月28日の最近の分析からワーク・プランに行われたすべての変更の分析である。
基準設定プロジェクト
変更はなかった。
メンテナンス・プロジェクト
- 特約条項付の債務の流動又は非流動への分類(IAS第1号)-このプロジェクトは暫定的なアジェンダ決定によりワーク・プランに新たに追加された。公開草案は2021年第4四半期を予定している。
- IFRS第17号とIFRS第9号の適用開始-比較情報(IFRS第17号の修正)-このプロジェクトはワーク・プランに追加されており、公開草案は2021年7月を予定している。
- セール・アンド・リースバック取引のリース負債-プロジェクトの方向性の決定は2021年第4四半期を予定している。(以前は2021年第3四半期)
- サプライヤーファイナンス契約-このプロジェクトはアジェンダ決定によりワーク・プランに追加されており、公開草案は2021年第4四半期を予定している。
リサーチ・プロジェクト
- 動的リスク管理-プロジェクトの方向性の決定は2022年上半期を予定している。(以前は期日がなかった)
- 資産のリターンに基づく年金給付-リサーチのレビューは2021年第4四半期を予定している。(以前は2021年第3四半期)
その他のプロジェクト
変更はなかった。
上記は、2021年5月28日と2021年6月28日のワーク・プランの忠実な比較である。
現在のIASBワーク・プランについては、いつでもこちら(IASBのWebサイト-英語※ 1)からアクセスできる。
》IASBのワーク・プラン(IASBのWebサイト-英語)
》Deloitteのプロジェクト・ページ(IAS Plus-英語)
※1》 ‘Work plan’(IASB-英語)