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水リスク 大不足時代を勝ち抜く企業戦略

今や世界人口の増加や新興国の工業化などにより、世界的な水危機と言われる状況になっているのはご存知でしょうか?2015年の世界経済フォーラムでも、ビジネスに及ぼす影響が大きいリスクの1位として「水リスク」があげられています(Global Risk Report 2015より)。

水は食料生産や工業製品の製造においても必要となります。直接生産に関わらなくとも水問題と無縁ではありません。例えば食料を輸入するということは、輸出国で使った水を輸入していることになります。水源となる河川や地下水は国をまたがって流れ、水が水蒸気になり、遠く離れた場所に雨となって降ります。水問題は一国で解決できる問題ではなく、国や企業が一致協力して目標を定め、動く必要があります。

企業は、その事業をグローバル化しないと生き残れない時代となりました。一見水不足に無縁であった日本企業も、世界の水問題を避けては通れません。

本書では、企業がグローバル環境でビジネスを行うにあたり、「水リスク」をどのように捉え、それを事業戦略にどのように取り入れるべきか、先進企業の事例を交え紹介しています。

リスクはチャンスの裏返しです。本書が、新たなビジネスチャンスを捉えるきっかけになれば幸いです。

書名

水リスク 大不足時代を勝ち抜く企業戦略 

出版

日本経済新聞出版社

著者

有限責任監査法人トーマツ編 久保 惠一 監修

価格

本体2,400円+税

出版

2015年8月刊

ISBN

978-4-532-31972-4

 

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