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経営改善計画策定・実行

「病床機能再編の流れを強く意識をすること」「部門間の壁を越えること」に注力しながら、全体最適の視点から現場の潜在能力を最大限に引き出すことで、経営改善プログラムの策定と実行をサポートします。

なかなかうまくいかない経営改善

多くの医療機関において中長期的な視点も踏まえた生き残り策の検討や取り組みが行われていますが、その一方で、目指す成果と実際の成果とのかい離があるケースが散見されます。

その主な原因は以下の3点にあり、これらにうまく対応することが経営改善を少しでも成功に近づけるための鍵となると考えます。

  1. 病床機能再編等の激変する環境変化を踏まえた、本質的な経営課題の設定ができていない。
  2.  経営課題に対する現場の共通認識がない。
  3.  課題改善施策や改善目標値は現場を巻き込んで作成していない。

 

現状分析、課題設定、改善の方向性検討

問題点を正しく抽出するために、網羅的な現状分析を行います。

すなわち、財務数値や経営指標、マネジメントインタビュー等の内部環境分析に加え、診療圏における患者動向の把握や他医療機関との競合・連携状況といった外部環境分析も統合的に実施します。特に外部環境では、地域医療構想を主とする病床機能再編の地域的な動向を的確に把握する必要があります。

内部環境・外部環境の分析を通じて、本質的な経営課題につながる「正しい問題発見」を行います。発見された問題に基づき、解決すべき課題とその改善の方向性の原案を作成し、現場職員とのディスカッションを行います。これにより本質的な課題を抽出・共有し、改善の方向性について経営者と現場のコミットメントを得ます。

 

改善施策・目標値の設定、モニタリング

具体的な改善施策と目標値について、現場自らが主体となり、モチベーションをもって作成・実行する仕掛けとして、部門を越えた現場職員同士のディスカッションを行います(デロイト トーマツ グループはファシリテーションを実施)。

そして、現場間の調整をサポートした後、事業計画(アクションプラン)のアドバイスを行います。

改善施策の実行状況については、定期的なモニタリングをサポートし、必要に応じて経営会議への実行状況の報告と経営改善に向けたアドバイスを行います。

 

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