最新動向/市場予測

TMT Predictions 2024

TMT業界のグローバルトレンドと日本の視点

TMT Predictions 2024 日本版 全文

「TMT Predictions 2024」では、テクノロジー・メディア・通信業界に関して、注目すべきトピックの分析と将来予測をまとめています。日本版ではグローバル版のトピックから15テーマをピックアップし、それぞれの抄訳に加え、「日本の視点」としてデロイト トーマツ グループのプロフェッショナルによる考察・分析を掲載しました。

日本版発刊に寄せて

新型コロナ5類移行から1年近くがたち、人の流れが戻り、街には海外からの観光客が溢れるようになりました。テーマパークや大手百貨店の好調がニュースになる一方で、動画配信やゲームといった、過去数年にわたり人々の在宅時間が増加したことを背景に拡大をしたビジネスの成長鈍化がみられるようになりつつあります。時代の変化を感じるとともに、デジタルとリアルの融合が進んだ1年だったように思います。

2024年は能登半島地震から幕をあけました。5類移行後、初めてのお正月ムードを吹き飛ばす大変ショッキングな災害でした。そのような状況下で、日本発の預金型ステーブルコインが石川県でローンチされたことは非常に意味があることだと思います。テクノロジーが災害地域の皆様の生活に有益にはたらき、復興が進むことを心より期待しています。

「TMT Predictions 2024」では、そのような期待を込めて、ステーブルコインの普及などにおいても重要な課題であるセキュリティーをテーマに、スマートフォン認証について取り上げています。

また、今回は大きなテーマとして「生成AI」を取り上げました。今日、生成AIという言葉を聞かない日はないほどのキーワードになっています。2024年2月にバルセロナで行われたMobile World Congressでも多くの企業が生成AIを重要テーマとして取り上げていたことが印象的でした。具体的なテーマとしては、企業データを活用した生成AIを取り上げ、日本の視点として、重要課題である生産人口の減少への対応策として論じています。

そして、昨年に引き続き、「サステナビリティ」を重要なキーワードとしてピックアップしました。特に日本の視点として、半導体生産プロセスにおける環境負荷低減やスマートフォンのリユース促進について提言しています。

さらに、ポストパンデミックにおいて潮目を迎えているメディア・エンターテインメント領域では、成長の鈍化が指摘される動画とゲームの2分野におけるビジネスモデルの見直しについて論じるとともに、音声コンテンツについても取り上げています。

「TMT Predictions」はデロイトが2001年より発行しているレポートで、少し先の将来を見据えた形でテクノロジー・メディア・通信業界に関する注目すべきトピックを取り上げ、予測する内容となっています。2024年版は19トピックのグローバル版の抄訳に加え、「日本の視点」としてデロイト トーマツ グループのTMT業界に関与するプロフェショナルによる考察・分析を15トピック掲載しました。

私たちは、パンデミック禍で発展したテクノロジーやビジネスモデルが、今後より一層生活や社会にとって有益なものになっていくと信じています。本書が、手にとってくださった皆様のビジネスの明日を考える際の一助となれば幸いです。

TMT Predictions 2024 解説セミナーのご案内

TMT Predictions 2024の中から、直近で動きがあり特に注目度の高い「ベンチャーデット」「AI半導体」「サステナビリティデータ活用」「衛星通信」をピックアップし、日本企業への示唆を盛り込んだセミナーを開催します。

デロイト トーマツ グループのプロフェッショナルが、業界動向およびステークホルダーを取り巻く現状と展望について分析・解説します。

TMT Predictions 2024 日本版 各章の概要/PDFダウンロード

TMT Predictions 2024 日本版(PDF)の該当ページにリンクします。

Generative AI

 

生成AIエンタープライズソフトウェア・プライベートデータ

自社データによる生成AI活用促進

自社データと掛け合わせた生成AI活用に大きな期待が集まっている。生成AIの業務適用、自社データと掛け合わせた高度な活用に向けて、課題と解決に向けたポイントを整理し、更に、各企業側での必要な準備について掘り下げる。

グローバル版
日本版

生成AIチップ

AIチップ市場における日本企業の勝ち筋

今後急拡大が見込まれるAIチップ市場において、日本が存在感を示すための領域やビジネス展開について、<専用チップ×日本がデータリッチ>である領域にフォーカスすべきとの観点を中心に掘り下げる。

グローバル版
日本版

生成AIに関するEUの規制

EUのAI規制と日本の動向

AIの規制・ガイドラインの策定が各国で進められる中、日本国内においても、様々な観点で生成AIをはじめとしたAIに関する議論が展開されている。日本における検討の論点やポイントを整理する。

グローバル版
日本版

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Sustainability

 

サステナビリティ:原材料・半導体

低環境負荷の生産プロセスで半導体生産立国を目指す

日本の半導体産業は、水処理技術やPFAS代替品の開発、脱炭素化、災害時のサプライチェーン協定、すり合わせのノウハウなど、環境にも配慮した技術開発に力を入れている。半導体産業におけるサステナビリティ観点の課題と今後の展望を検討する。

グローバル版
日本版

サステナビリティ:通信事業

通信業界におけるカーボンニュートラルの実現に向けた端末リユース促進の課題と展望

携帯・スマホ端末のリユースを進めるには、 “Refurbish(リファービッシュ)”をキーワードに通信業界横断で取り組みを実施し、1兆円超とも推計される国内の端末かくれ資産をサーキュラーエコノミーに取り込むことが肝要になる。

グローバル版
日本版

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サステナビリティ:ESGソフトウエア

サステナビリティデータ活用の勘所

サステナビリティ情報の収集と活用は、自社のサステナビリティ経営の高度化を進めるために不可欠である。サーベイを基にした各社の取組の実態を紹介し、ESGソフトウエアの活用等に関する具体的な施策検討の方向性と実務における勘所を考察する。

グローバル版
日本版

サステナビリティ:アグリテック

日本をアグリテック大国に

グローバルでは、アグリテックが産業として急速に発展し、事業者、農業生産者に大きな機会をもたらすことが期待されている。一方、日本での取り組みは未だ十分ではなく、今後拡大の余地がある。日本のアグリテック発展の施策について検討する。

グローバル版
日本版

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Media, Entertainment, and Sports

 

エリートスポーツにおける女性

女性スポーツの価値が理解されるために

女性エリートスポーツの収益は2024年に世界で10億米ドルを超える見通しであり、投資がよりよいチームと成果を生み出し、価値が向上する好循環が生まれている。欧米と日本の文化的・社会的違いを整理し、日本の女性スポーツ市場成長に向けた考察を行う。

グローバル版
日本版

動画配信

転換期を迎えた国内動画配信市場、成長のカギを握る広告型モデル

コロナ需要が一巡し、日本の動画配信市場も大きな転換期を迎えている。SVODの有料ユーザーの拡大だけでなく、広告モデルのAVODが市場として成長するには、視聴指標開発への投資とより具体化したビジネスモデルの研究・実装が必要となる。

グローバル版
日本版

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ゲーム

より高度なメディアミックスを活用した日本発ゲーム創出への期待

近年、テクノロジーの進展でゲームと映像の表現方法が近接化し、メディアミックスはより高度化しつつある。顧客をより深いストーリーや世界観に誘導しファンダムを形成することにより、新たな世界で愛される日本発ゲームを創出していくことが期待される。

グローバル版
日本版

音声コンテンツ市場

音声コンテンツ市場の発展、オーディエンス獲得と市場の拡大に向けて

音声コンテンツの中でも成長が期待されるオーディオブックとポッドキャストは、日本でも徐々に普及が進む。コンテンツの拡充や利用者増の現状と展望をまとめ、新たな収益源の獲得や市場拡大の可能性について検討する。

グローバル版
日本版

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Telecom and Technology

 

スマートフォン認証

マイナンバーカードに基づく安全性・利便性の高い認証機能のスマートフォンへの搭載

スマートフォンを利用した認証が世界的に主流となる中、日本で特に注目されているのがマイナンバーカードに紐づく電子証明書のスマートフォン搭載である。取り組みの現状と課題を整理し、今後の普及・発展に向けた展望を考察する。

グローバル版
日本版

衛星電話・ビットレート

非地上系ネットワークとD2D衛星通信の普及を見据えた事業展開の方向性

衛星通信による非地上系ネットワークの構築が進み、注目を集めている。LEOの拡大、衛星とスマホの直接通信(Direct to device)によって、衛星通信を活用した新たなユースケースの実現が期待される。

グローバル版
日本版

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データ主権

ユーザーの主体的な取り組みがクラウド主権実現の鍵

グローバルでクラウドが重要な社会インフラとなる中、各国の経済安全保障政策の観点での適応が求められている。関連企業は自社が扱うデータの特性を踏まえた上で適切なインフラを選択できるよう、クラウド主権に主体的に取り組むことが重要である。

グローバル版
日本版

ベンチャーデット

日本独自の動きがあるものの、ベンチャーデットは国内でも流行の兆し

日本のベンチャーデットマーケットにおける取組は増加し、盛り上がりを見せつつある。しかし現在は、事例が積み重なり、資金調達の手法として市場に定着していくかどうかが問われるステータスでもあり、借り手となるスタートアップの留意点等を整理する。

グローバル版
日本版

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グローバル版本編リンク(英語)

Technology, Media and Telecommunications Predictions 2024

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