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Analysis
オーストラリア連邦予算案2022-23
再稼働に向けて
2022年3月29日、ウクライナにおける紛争、世界的なインフレの急増、新型コロナ・オミクロン株の広がり等、オーストラリア、及び世界経済の不透明感が強まる中、様々な景気刺激策を含む連邦予算案がジョッシュ・フライデンバーグ財務より発表されました。
インフラストラクチャー、医療、防衛などへの景気刺激策を追求した財政支出戦略、教育、デジタル・トランスフォーメーション、気候変動、移民政策など、さまざまなレベルの構造改革が進められる予定です。国境の開放に伴う、オーストラリア・ビジネス環境の復元が望まれています。
こちらから連邦予算案レポートをご閲覧下さい。
主な発表内容は以下のとおりです。
- 2022-2023年度の、財政赤字額を2021年12月の中間予想より209億ドル減、780億ドルと発表
- 燃油税の軽減、生活保障受給者への$250の一時金支給、低・中所得者所得税税額控除の$420増額
- 小規模企業従業員のスキル向上やデジタル化導入を促進するための120%税控除
- 低排出テクノロジー、農業分野へのパテントボックス制度の拡張
- 新型コロナウイルス対策(60億ドルの追加支出)メンタルヘルス (5年間で5億4,700万ドルの追加支出) 、高齢者介護(5年間で4億6,830万ドルの追加支出)、NDISに対する継続投資に関連する既存のプログラムの継続
- 気候変動、災害対策、低排出技術開発、およびエネルギー安全保障の強化
- インフラストラクチャーネットワーク構築へ重点投資
- デジタルワークフォース構築への投資
- 育児休暇制度の柔軟活用
過去のレポートはこちらから閲覧できます。
Deloitte's Federal Budget 2022-23 (英語)
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