出版物

財務報告実務検定 公式テキスト(上・下)(第5版)

上場企業の開示体制が抱える問題点として、中堅規模以下の企業では開示ノウハウが特定の社員に偏在する傾向が強く、一方、大規模企業では、開示業務が項目別に細分化されているため、開示業務全体を俯瞰できる人材が育ちにくいという点が挙げられるかと思います。

その背景には、企業側の教育体制の不備に加え、開示実務を体系的・効率的に習得するツールが不足していたことがあります。そこで、これまで散在していた開示ノウハウを整理・体系化し、開示実務教育ツールとして確立したのが財務報告実務検定であり、本書はその学習テキストという位置づけになります。本書は、財務報告そのものの解説に加え、決算整理後残高試算表から有価証券報告書等の財務報告の開示に至る一連の流れをカバーしていますので、実務書としても十分に役に立つ内容となっています。また、検定の存在が、開示実務を学ぶ上でのモチベーションになる効果もありますので、社内教育ツールとしても最適です。

本書は最新の法令や会計基準等に対応するため毎年改訂されており、IFRS 適用企業の開示に関する章も設けられています。開示担当者のスキルアップ、育成を図りたい上場企業に広くお勧めいたします。

書名

財務報告実務検定 公式テキスト(上・下)(第5版)

出版

TAC 出版

著者

池田博史、高橋博士、西山裕 他著

価格

本体3,800円+税(上下巻とも)

出版

2013年10月

ISBN

978-4-8132-4833-0

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