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要員を捻出し、もうかる支店に人材を集中投資せよ!

要員・人件費を最適化し、人的生産性を最大化せよ (5)

今回の主役は、旅行業A社である。近年は、ヒット企画に恵まれ、売上げ・人員規模はともに順調に成長していたが、生産性・利益率については、ほぼ横ばいにとどまっていた。景気や国際情勢などの変化に影響を受けやすい旅行業界では、今後、急に売上げが落ち込むことも考えられ、生産性・利益率の向上が喫緊の経営課題であった。

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要員を捻出し、もうかる支店に人材を集中投資せよ!(前編)

「各支店の要員・人件費の最適化ですか? “最適化”というのは“削減”という意味ですか?」

全社的な課題である『生産性・利益率の向上策の具体化』の要員・人件費チームを任されることになった戦略企画部課長の藤沢は、部長の発言に意表を突かれ、思わず聞き返してしまった。

「現有人材をうまく活用して、売上げ・利益を増やす方法を考えてほしい」という部長からの指示を受けた藤沢は、現状分析に着手したものの、手元には各支店の社員データすらなかったのであった。

〔PDF, 374KB〕

要員を捻出し、もうかる支店に人材を集中投資せよ!(後編)

「支店タイプ別の大まかな傾向は分かったが、平均値だけだとやはり情報が足りないな。例えば、『フラッグシップ』でも人件費効率が小さい支店や、『郊外(駅周辺)』でも規模が大きな支店もあるだろう。そういった状況もうまく“見える化”できないかな」

2人は少し手間取りながらもグラフを完成させた。そして、このグラフから何が読み取れるか話し合った。

議論の中、藤沢は、支店タイプに分けても依然として、生産性・利益率などに大きなバラつきが見られることに目を付けた。そして、その理由を分析するため、まずは『フラッグシップ』を対象に、生産性・利益率などがよい支店とあまりよくない支店を抽出し、インタビューを実施することにした。

〔PDF, 528KB〕

コラム情報

著者: デロイト トーマツ コンサルティング
2013.02.22 要員を捻出し、もうかる支店に人材を集中投資せよ!(前編)
2013.03.08 要員を捻出し、もうかる支店に人材を集中投資せよ!(後編)
シニアコンサルタント 高山 俊

※上記の役職・内容等は、執筆時点のものとなります。

本コラムは『労政時報』株式会社労務行政にて掲載された記事を転載したものです。

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