Posted: 05 Dec. 2022 3 min. read

私には無理と諦めない、バイアスが無くなる社会を目指して

Women in Tech メンバーインタビュー

Women in Techー未来が私を求めてる

デロイト トーマツ税理士法人でDXを推進している難波 裕子。ITは難しい、女性だから理系は無理という考え方を捨てよう。IT知識ゼロ・プログラミング経験ゼロから社会人をスタート、テクノロジー領域に挑戦した思いとは。

デロイト トーマツ税理士法人
Digital Solutionユニット マネジャー 難波 裕子

 

デロイト トーマツではどのような仕事をされていますか

税理士の皆様とともに税務業務のDX推進、デジタルを活用した次世代の税務業務の形を作る仕事をしています。具体的には、企画のサポートをしたり、システム化を検討したりといったことをしています。この仕事に携わって一年ほどたちましたが、知れば知るほど奥深く面白いと感じています。現場の税理士の皆様の為にデジタルの力で支援できるところはないか、改善できるところはないか、自分には何ができるのか、を日々考えながら過ごしています。

 

どのように社会人キャリアをスタートしたのでしょうか

もともと理工学部出身で航空関係の仕事に就きたいと考えていたので、就職活動では運輸系や重工業系などをみていました。システム関係の仕事はあまり視野にありませんでしたが、就職活動中に飛行機の運航を支えるシステム開発の仕事があるということを知り、この仕事に就くことに決めました。勤務地が空港に近い、航空会社であるということも理由の一つでした。当時はまだそこまでIT業界の認知度も高くなかったかなと思いますので学生時代はそのような仕事があること自体知りませんでしたし、理工学部ではありましたが、IT知識ゼロ・プログラミング経験ゼロから社会人をスタートしました。

 

なぜ大学で理工学部を選択されたのでしょうか

宇宙関係の航空管制官になるのが子供のころからの夢でした。きっかけは、小学生の頃にプレゼントでもらった図鑑で、そこから天文学が好きになりました。映画アポロ13号を観て、カッコいいと思ったこともよく覚えています。天文学や航空宇宙系に興味を持ち、中学生の頃に分からないながらも科学雑誌のNewtonをよく読んでいましたね。もしかすると両親がうまく私の志向を見抜いて、興味がより深まる方向に導いてくれたのかもしれません。そんな私からすると、大学で理工学部を選択することはとても自然な流れでした。場合によっては、「女性で理系が珍しい」と感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、それはきっと社会によって作られた思い込みではないでしょうか。人々の思考からそういったバイアスを取り除き、自分の興味や直感で未来やキャリアを築ける社会であってほしいと思います。

 

バイアスを意識しないで、選択肢を広げる経験を教えて下さい

私には子どもが3人いて、上の子は男の子で中学3年生ですが、経営学や社会学、法律系に興味があります。下の2人は女の子で、真ん中の子は芸能や芸術系に進みたい、下の子は理系に進みたいと言っています。兄弟姉妹一緒に過ごしているので、上の子がポケモンにハマると下の子も一緒にみたり、下の子が聞いている音楽をお兄ちゃんも一緒に聞いたりします。なので、親として意識して「バイアスを取り除いた」わけではありませんが、結果として男の子と女の子での違いをあまり感じることなく、自由にやりたいことを見つけてくれているようです。

先日、中学1年生の娘に、より多くの引き出しを持つ人間になりなさい、という話をしました。英語も社会も音楽も、リコーダーの合奏ですら、それが未来の自分にどう活かされるかは誰もわからない。子供の未来の可能性は無限に広がっているので、嫌だと思ったものを選択肢から外してしまうのではなく、それを未来の可能性や選択肢として残してあげる支援が必要だと思うのです。何かを取捨選択してしまうと自分の可能性を狭めることになってしまうかもしれないから、一旦なんでもやってみようって。どんなことでも自分の武器の一つにするというイメージで、より多くの引き出しを持つ豊かな人間になってほしいですね。親として子供の成長を見守る中で、多くの可能性や選択肢が残るようにこれからも後押ししたいと思います。

 

テクノロジーに関する仕事の面白さを教えてください

「新しい技術がどんどん生み出され、進化し続ける業界であり、刺激的で面白い」というのがベースにあります。しかしそれ以外にも、「いろいろな業界を知ることができる」、「社会を変えていく仕事に携われる」、「何かを作り上げる楽しさがある」といった面白さがあると思っています。『テクノロジーの仕事』と言ってもたくさんの領域がありとても幅が広く奥が深いので、まずはどんな仕事があるのかを多くの人に知ってもらいたいです。

 

 

テクノロジー領域に関わりたい人へのメッセージをお願いします

テクノロジー業界は、自分次第でスキルを身に着けられ、自由度が高い業界だと思います。もちろんそのためには勉強など努力も必要ですが、テクノロジーという強い武器を手に入れると、いろんなことを実行できるし、挑戦の幅も広がり、新しい自分や世界と出会えると思います。大切なのは、「私にはできない・無理」と諦めずに「どうしたらできるだろう」と考えてみることだと思っています。たった少しだけ考え方を変えるだけで、自由や選択肢の幅が広がります。私も毎日、未来のために今日は何をしようか、と日々考えて過ごしていますので、皆さんもぜひ考えて、一緒に未来を切り開いていければと思います!

 

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