Posted: 20 Oct. 2022 3 min. read

森林保全ボランティア―「トーマツの森2022秋」を実施

地域の森林保全活動

2022年10月9日(日)、デロイト トーマツ グループ社員・職員とその家族を含め約15 名(子ども3名含む)が群馬県高崎市吉井町にある「トーマツの森」を訪れ、森林整備作業およびアトラクションを楽しみました。吉井町におけるトーマツの森の活動は2009年よりスタートし、森林保全を目的に継続的に実施しています。今回は約3年ぶりの活動となりました。

集合写真2022秋
いまだけマスクを外して作業前に集合写真。頑張るぞ!

創業者 等松農夫蔵ゆかりの地での森林保全活動

デロイト トーマツ グループは、地域社会で果たすべき役割、責務とは何かを考え、事務所のある日本各地で活動を展開しています。森の再生や循環に役立ち、豊かな自然を次世代に残す一助となるよう、間伐や下草刈りなどを実施しており、各地域にその他森林保全の活動が広がっています。

【参考】地域や社会のために

数日前までの寒さと雨にやきもきしましたが、活動しやすい気温と空模様で当日を迎えることができ、参加メンバーがそれぞれの交通手段で現地に集合し、3年ぶりの活動を無事に実施できることを喜びました。開会式では山主の等松直夫氏、毎回「トーマツの森」の活動の指導をお願いしているNPO法人フォレストぐんま21(FG21)の方からご挨拶の言葉を頂きました。山主の等松直夫氏は有限責任監査法人トーマツの創始者である等松 農夫蔵氏のご親戚にあたる方です。有限責任監査法人トーマツが40周年を迎えたのを機に創業者ゆかりの吉井町で始めた森林整備活動は、約3年の活動休止をはさんだものの、ご縁を継続することができ、今年で14年目となります。

FG21の方の先導で準備体操をしたあと、竹の間伐の手順や注意事項のレクチャーを受け、参加者一同、秋の空気の中、程よい緊張感を抱いて山へと足を向けました。

FG21からのレクチャー
いまからこの作業をするのだ、と真剣な表情で見つめます。

 

拡充した新しいエリアでの竹の間伐

作業エリアでは6つの班に分かれて、それぞれの持ち場で約2時間の作業に取り組みました。今回は初めて間伐作業を実施するエリアでの活動でした。急斜面に孟宗竹が密集して生えている竹林で、大きく成長した竹の間伐作業を行いました。各自ノコギリを持って、地上1メートル程の高さで竹を切り倒し、平地まで運び、さらにその枝葉を切り取り、竹を3メートル程に切り揃えて、1か所に集めるという作業を担当しました。竹はこの高さで切ると、地中から水を吸い上げて切り口から水が噴き出すことにより、根が自然と枯れていくのだそうです。本格的な間伐作業で汗を流した参加者からは「竹の間伐は初めての経験で、想像以上に竹が固く1本切るだけでも大変な作業であることが分かった」、「右腕がまだプルプルしています」、「貴重な体験ができてありがたかった。また参加したい。」などと感想が届きました。

間伐作業
密集する竹林の中で間伐作業に汗を流します。

 

子どもたちも自然を満喫

子ども連れの家族で構成された班も、同じように竹の間伐を行いました。子どもたちも、ノコギリを使って竹を切ったり、太くて重い竹を運んだり、一緒に働きました。子どもたちはおそるおそる始めたものの、FG21の方々のご指導によりコツを掴み作業に精を出したり、バッタやカマキリなど、普段見かけることのない大きなサイズの生き物に驚きながらも捕まえたり、都会ではなかなか行うことのできない里山ならではの体験を満喫していました。

作業がひと段落して参加メンバーの疲れが見えてきたころ、FG21の方々が竹を使ってコップやペン立て、青竹踏みなどを次々に作っていただき、さわやかな香りの作品に、大人も子どもも大喜びでした。

枝葉切り
子どもたちも積極的に作業に参加します。


秋のアトラクションは人気のサツマイモ堀り

秋の「トーマツの森」のお楽しみは、サツマイモ掘りです。春から山主の等松氏が丹精込めてサツマイモを育ててくださったおかげで、今年も豊作となりました。アトラクション開始の合図と共に、畑へ飛び出す参加者たちは、大人も童心に帰り、無我夢中で土を掘り起こし、大きなサツマイモを見つけては歓声をあげていました。伐採した竹から作った竹炭を土に混ぜ込んで生育していた影響か、大きなサツマイモが多かったようです。

サツマイモ
たくさんの大きいサツマイモが掘れました。

最後に、閉会式では今回も事故なく活動を終えることができたことについて関係者の方々へ感謝の言葉を伝え、2022年秋の活動を無事に終えることが出来ました。「トーマツの森」は2009年の活動開始から14年目を迎え、活動当初から比べると里山も少しずつ変化を遂げてきています。参加者がその変化の過程を実感しつつ、「トーマツの森」をどのような里山として保全していくかについて、山主の等松氏やフォレストぐんま21の皆さんと相談しながら、今後も活動を継続していきます。

孟宗竹集合
天候に恵まれ、安全に、社内外の方と交流でき、いい一日を過ごせたことに感謝します。

 

「みんなのWell-being 22 秋冬」について

人とひとの相互の共感と信頼に基づく『Well-being(ウェルビーイング)社会』」の構築に貢献する──。デロイト トーマツ グループが掲げているAspirational Goal(目指すべき社会の姿)です。Personal/ Societal/ Planetaryのそれぞれについて、Well-beingすなわち健全な状態を目指します。10~12月を「みんなのWell-being 22  秋冬」とし、ウォーキングキャンペーンの他にも様々なイベントを実施。わたしたちは今後も継続的に、デロイト トーマツ グループの財産であるメンバーのPersonal Well-being実現のための取り組みを進め、それぞれのメンバーがSocietal well-being、Planetary Well-being実現のために、よりサステナブルな将来を構築するべく、共に取り組んでまいります。

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人とひとの相互の共感と信頼に基づく 「Well-being 社会」

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