Posted: 09 May 2023 3 min. read

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリーの農園で、障がいのあるメンバーと交流会を開きました!!

障がいのあるメンバーの活躍推進

デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社(以下DTFA)では、精神障がい・知的障がいのあるメンバーが主体となって農園を運営しています。みんながありのままの自分を表現できる場所を実現するため、障がいのあるなしにかかわらず全員が季節ごとの野菜を栽培・収穫しています。また、障がいのあるメンバーが社会に参加する取り組みとして、収穫した野菜はこども食堂など外部団体へ寄贈したり、従業員の健康に役立てるため無料で社内配布しています。

去る2023年4月14日、農園のメンバーと交流を深めることを目的として、第2回FA Farm Dayを開催しましたことをご報告します。当日はDTFAのWell-being PMOとサポーター10名、ヘルスキーパ2名、農園メンバー29名が参加しました。アジェンダは市川農園での農作業体験と、船橋農園が合流してのバーベキューです。

農作業体験は障がいのあるメンバーが農業の先生役

今回のFA Farm Dayは10:00から、市川の農園で行われました。DTFAパートナー兼デロイト トーマツ ウェルビーイング財団代表理事の吉川玄徳が開会を宣言。その後DTFAのメンバーから簡単な自己紹介をしました。初めて訪れた人もいて、農園のメンバーをはじめ、お互いに新しい出会いと再会をよろこびました。

ここからは農園ではたらく障がいのあるメンバーが農業の先生役となって、野菜の収穫をみんなで体験。サニーレタスは全体の形を崩さないように根本からはさみを入れ、ラディッシュは引き抜いた後で根についた栽培用の小石をていねいに手で払います。なお、東京からは視覚に障がいのあるマッサージルームのヘルスキーパも参加しています。ヘルスキーパはラディッシュを引き抜く感触と、手に持って形や根の生え方を確認し、採れたてのにおいに感動する一幕も。

収穫した野菜は水できれいに洗って、その野菜を手に何日も前から楽しみにしていたバーべキュー場へ向かいました。

みんなの連係プレーのおかげで、農園の新鮮な野菜といっしょに焼き立ての肉を食べることができました

市川の農園から一同が向かった広い野外公園では、朝早くから現地入りしていた船橋の農園のメンバーが炭に火を起こして待っていました。いつもは離れた場所ではたらいている市川の農園のメンバーもすぐに加勢し、連係プレーであっという間にバーべキューの準備は万端に。

そして待ちに待ったバーベキュー開始。肉の焼ける音とにおいが立ちのぼったところで、全員から思わずうれしい声があがります。市川の農園で獲れたばかりの野菜といっしょに、炭火で焼いた肉を全員でおいしくいただきました。農園の無農薬で栽培した手作づくりの野菜はみずみずしい苦みと甘みがあり、いっしょに食べると肉のおいしさがより引き立ちます。

実はこの日のために、農園のメンバーたちは誰から指示されたわけでもなく、視覚に障がいのあるヘルスキーパが困ることのないよう、お互いが目隠しをしてロールプレイで練習を重ねたとか。そのおかげもあって、ヘルスキーパも含めて誰一人やけどやケガすることなく、イベントを楽しむことができました。

最後はみんなで集合写真を撮影して第2回FA Farm Dayは15:00に閉会。初夏を思わせるさわやかな天気の中、参加した全員の笑顔とやさしさが光る一日となりました。

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