Posted: 06 Jul. 2023 3 min. read

SAPキャリアを通して、将来の可能性の幅を広げる

メンバーインタビュー

Women in SAP―私が創る私の未来がここに

新卒でSAPの世界に足を踏み入れ、これまで業界を問わず、多くの大型案件に携わってきた。SAP領域に携わってきた彼女だからこそ感じる、SAPキャリアのやりがいとは?

デロイト トーマツ コンサルティング
Globalizing Digital Enterprise (g-DE) マネージャー M.M
 

テクノロジーキャリアを選んだきっかけは何ですか

大学時代は経済学部で、主に開発経済(発展途上国の環境面・インフラ面・教育面等からの成長支援等)を学びました。就職活動をきっかけに様々な業界を調べてみたのですが、どの業界も面白そうで結構悩んだのを覚えています。結局業界を一つに絞り切れなくて、どのビジネスともつながる「テクノロジー領域」に目を向けたのですが、当時の私はテクノロジーについては全くの無知。SAPという単語さえ知りませんでした。でも、就活を続けるうちにテクノロジーを通して社会全体をより良くしていけたら、という思いが漠然と芽生え始めて、少しずつ興味が沸いてきたんです。そこからはテクノロジーを活用する職種をいくつか選んで就活を進めました。テクノロジーの仕事といってもたくさんありますが、私が選んだのはテクノロジーの開発というよりは、テクノロジーをどう活用するか考える仕事。もともと考えることは好きですし、卒業後のキャリアを一度選んだあとも、あまり可能性を絞らずに多くのビジネスや業界を経験して、将来のキャリアをまだまだ模索したいと思い、前職のSIerに入社しました。

 

デロイト トーマツではどのような仕事をされていますか

SAPソリューションを主軸とした、製造・SCM関連のプロセスの標準化やオペレーション改革を支援しています。これまで製薬や半導体、自動車、精密機器、食品といった様々な業界のクライアントを担当してきました。プロジェクトチームの人数規模としては、多いと200名くらい、期間は2-3年かかるような大型プロジェクトが多いですね。かねてからの希望で、現在はアジアや欧米と関わるグローバル案件に関わっています。前職のSIerと比較すると、やはりデロイトにはグローバルで活用されている方法論やアセットが豊富に存在している印象です。また、わからないことがあったら質問できるメンバーがグローバルに存在しており、そういった世界規模のネットワークを肌で感じることがあります。グローバルを感じながら企業のテクノロジー導入を推し進めることができるというのは、まさにデロイトならではだと思います。



SAPキャリアにはどのような特色があるのでしょうか

SAPキャリアって汎用性が高いと思っています。私自身が転職をする時も、SAPに携わっていた経験がかなり優位に働いて、転職活動期間がすごく短く、1か月以内であっさり決まりました。あとは私みたいに、新卒からゼロベースで学んでいく方も多くいらっしゃいますし、未経験でも学びやすい。もちろんデロイトの社内教材は充実していますが、今は学ぼうと思えばYoutubeやインターネットでもSAPを学べます。学びながら専門性を極められる、しかも将来の汎用性も高いので、業務を極めたい人と色々な業界を見てみたい人どちらにも適しているし、そのキャリアはとても幅広いのではないでしょうか。

 

SAPキャリアにおける楽しさを教えてください

プロジェクトが終わった時の達成感はとても大きいです。多くの時間とリソースを投入して、やっと形になる瞬間は本当に嬉しいですし、その瞬間はいつもお客さんと一緒になって喜びを分かち合ってきました。

社会へのインパクトって、短期的に見えるものじゃないと思うんです。ただ、私たちが進めている業務改善や効率化といった企業変革の積み重ねが、やがて社会へのインパクトにつながっていくと思うので、そういう意味では社会全体へもポジティブなインパクトを与えられるているんじゃないかと思っています。

またSAPはテクノロジーソリューションなので、最新のテクノロジーを体感しながら勉強したり、ワクワクできる瞬間が多いと思います。例えば、ミニチュアの工場を再現した空間で全自動の製造ラインを見学したり、工程や作業指示書等の情報が空間に浮かび上がるメガネをかけて実際に作業を体感してみたりと、ただ机に向かうだけではなく、楽しみながら仕事をすることができるのも魅力の一つだと思います。



Women in SAPを通して何を伝えたいですか

周りを見渡してみても、SAPキャリアで活躍する女性人材が比較的少ないというのは事実。個人的には、やっぱりSAPって何者なのか分かりにくいということと、SAPあるいはそもそものテクノロジー領域に対するちょっとした抵抗感が原因なのかなって思います。「自分には出来ないな…」とか「難しそう」とかいったイメージが先行してしまっているのかなって。なので、そのイメージは是非払拭していきたいですね。特に私自身がそうであるように、SAPはまだ業界を決め切れていない人にもおすすめできるキャリアだと思うので、あまり構えすぎず多くの人にチャレンジしていただけると嬉しいです。

 

最後に、これからテクノロジーでどのような未来を作りたいですか

私はこれまでも、これからも、製造領域メインで仕事をしていきたいと思っています。具体的にどのように貢献していけるかはまだまだ模索中ではありますが、かつてより弱まりつつある日本の製造業を、テクノロジーを使って強くしていきたいなと思っています。日々進化するテクノロジーを追いかけ、これからも楽しみながらキャリアを積んでいきたいです。

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