経験なんて関係ない、テクノロジー領域に踏み出す一歩を後押ししたい~Women in Tech メンバーインタビュー~ ブックマークが追加されました
デロイト トーマツ コンサルティングで人事コンサルを担当。学生時代に没頭したチアリーディングとオーケストラの経験から、どのように人事コンサルティングに辿り着き、そしてテクノロジー領域への一歩を踏み出したのか。
デロイト トーマツ コンサルティング
HC Pool アナリスト D.H
人事領域のコンサルティングに従事しています。新卒で入社以来、一貫してグローバルにおける人事基幹システムの選定や導入に携わっています。
入社当時はテクノロジー領域をやりたいと強く望んで飛び込んだわけではなかったというのが正直なところですが、実際プロジェクトを通じてテクノロジーに関わっていく中で、キャリアの軸としてではなく、テクノロジーの知識をベースに、人事に関連する自分の専門知識をビルドアップしていきたいと考えるようになりました。ビジネスとテクノロジーは深く結びついているので、テクノロジーと人事の知識を併せ持ちながら、コンサルテーションを進めることが私のキャリアの主軸になっています。
学生時代は競技チアリーディングの練習に日々励んでいました。また、幼少期を海外で過ごしたということもあり、英語は母国語に近しい感覚があったため、自分の力でゼロから新しい言語を学びたいという想いで、韓国にも留学していました。現地の大学では韓国語を勉強しつつ、人材マネジメントについて勉強しました。これをきっかけに人事領域でキャリアをスタートさせることに興味をもち、帰国後は実際にとある企業のグローバル人事部でのインターンとして働く経験もいただきました。
これまでオーケストラでの演奏や、チアリーディングなどチームで同じ目標に向かって取り組むという機会が多い環境にいました。オーケストラの場合だと指揮者、チアリーディングだとキャプテン、リードする人によってチームのパフォーマンスが大きく変わることに衝撃を受けたのが人事・組織に興味を持ったきっかけです。また、学生時代、アパレルのグローバル人事部で長期インターンを経験したのですが、その中で日々の人事業務をこなすことに時間がとられ、自然と保守的な運用になっていることに課題を感じました。人事がどうあるかで会社全体のパフォーマンスが左右されるのであれば、攻めの姿勢での人事領域の知見というのを身に着けたいと思い、人事コンサルの道を歩みだしました。
「テクノロジーは難しい」という印象を持たれることがあるかもしれませんが、少しでもその印象を払拭できたら嬉しいです。私自身も、ほんとうに些細なきっかけで、いまのキャリアを歩み出しました。新卒でテクノロジー関連のプロジェクトに関与させていただいたことは、改めて自分のキャリアを考え直す良い機会になったと思います。こういった経験がもっと周りにも広がっていくといいですね。
ビジネスとテクノロジーの垣根は、これからさらに低くなっていくと思います。一つのトリガーではないですけど、私自身も一歩を踏み出せる機会をいただいたので、今度はWomen in Techの活動を通じて皆さんのきっかけづくりを後押しさせていただきたいです。
テクノロジー領域はとても広く、様々な関わり方できると思います。是非皆さん一人一人にあったテクノロジー領域におけるキャリアの方向性を見つけていただけたらと思います。