ナレッジ
COVID-19: People, technology, and the path to organizational resilience
COVID-19に相対するテクノロジーリーダーのためのインサイト
本稿は、パンデミック下のテクノロジーリーダーとしてテクノロジー機能を率いるだけではなく、ビジネスと密に連携した企業全体のテクノロジーをサポートする責任について考察する。
企業のビジネスレジリエンスはテクノロジーやシステムに依存しており、テクノロジーリーダーはクライシスリーダーの役割を果たす必要がある。危機の対応段階においてはプラン、ヒト、オペレーションの3つの次元にわたって戦略を検討し、実行していくことが重要となる。従業員の安全と生産性、そしてレジリエントな組織を作る上では、どの次元も必要不可欠である。
- プラン:対応戦略を策定する。危機に際して業務上の課題に迅速に対応することも必要だが、組織的なレジリエンスを確保するための全体的な戦略と計画を策定することが重要である。
- ヒト:健康、ウェルビーイングと生産性を確保する。従業員や関係者の健康と安全が最優先課題であり、予防策も含めた関連制度やガイドラインの共有、コミュニケーションチャネルの確立などが必要となる。
- オペレーション:ビジネスオペレーションの継続性を確保する。影響が想定されるビジネスの主要領域を特定し、サポートする必要がある。
- 長期的視点:レジリエントなリーダーシップを発揮しながら、テクノロジーによる未来の仕事・働き方に向けた変革を加速する。