コーポレート情報

Our Values

私たちが考えるこれからのValueとは

デロイト トーマツ コンサルティング(以下、DTC)は2022年から経済価値(財務価値)のみならず社会価値(非財務価値)を同時に追求するDTC Value経営を開始しました。非財務価値を構成するSocial Value、Client Value、People Value。それぞれの問題意識とそこから導いた目指す姿、実現するための施策を紹介します。

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Social Valueの出発点は、社会課題が深刻度を増し、さらに解決すべき課題が増え続けているという現実です。これまでも、2011年以降の震災復興をきっかけとするプロボノ、児童労働の撤廃などのSocial Impact活動、そしてスポーツを通じた地方創生や教育機会の提供といった社会課題の解決に、DTCは積極的に取り組んできました。
しかし、まだ取り組みが足りないのではないか。社会は変わったか。DTCがもっと変革をリードすべきではないか。社会課題の重大さが増すほどに、その想いを強くしています。
「先駆的に社会課題と向き合うファーム」としてインパクトをより大きく創出していくためには、真に全社で取り組み、その取り組みが社会の行動変容に繋がることが必要です。

 

グローバルプロフェッショナルネットワークであるDeloitteの一員であり、かつ日本というローカルに根差したDTCだからこそ、Agenda drivenというコンセプトのもと、グローバル視点から日本社会・経済の再浮上に繋がるアジェンダを見極め、全社的に取り組み、社会変革活動を実践していく唯一の存在を目指します。
「日本社会・経済の再浮上に繋がるアジェンダ」を掲げて取り組んでいくうえでは、DTCメンバーだけでなく、NGOや研究機関、主要官公庁、スタートアップなど外部の「同志」を巻き込みながら、実現したい世界観を描き、社会実装するまで変革をリードしていきます。

Client Valueは、当然のことながら、「クライアントの成長なくして、DTCの成長はない」という考えに基づいています。
2023年、DTCは30周年を迎えました。これまでを振り返ると、時代の要請に応じたコンサルティングサービスを日本全国のクライアントへ提供してきました。
今日は、クライアントが抱える課題に対して戦略立案から始まり、デジタル実装・導入を含めた改革の実行、その後の定常的な運用・保守まで、課題の解決から解決した後までを包括してサービスを提供しています。
Deloitteのグローバル/ローカルのネットワークに留まらず、独自のデジタルアセットや、革新的な企業や国際機関、学術機関とのネットワークなどを駆使して、最適な解決策を創り、クライアントに伴走しています。

 

クライアントを取り巻く環境は変わり続け、昨今のそれは厳しさを増す一方です。業界・産業が抱える社会課題を、個社、個別自治体、個別団体だけで解決することは難しく、業界全体、産業横断で取り組まねばならない課題も増えてきています。
そのような環境の中で、社会と産業をリ・デザインし、クライアントが新たな飛躍をしていくために、DTCは次のレベルのサービスを仕掛けていきます。従来の企業変革の構想の策定とその実現、さらに先にある理想の社会・産業の姿を描き、変えていき、その変革を通じて、クライアントの価値向上を実現していきます。
それが、Client Valueの目指す姿です。Lead withというコンセプトで、クライアントに最も価値ある、
柔軟なサービス提供を追求しながら、共感で繋がるクライアントと一緒に、目指す姿を現実のものにしていきます。


 

Social Value、Client Valueの創出は、DTCメンバーの活躍とそれを実現するWell-beingがあってこそ実現できます。
多様性のあるメンバーがそれぞれの強みを発揮しながら、中長期的に活躍できる環境づくりや機会提供を重視しています。それを実現するために、「プロフェッショナルとしての幸せ」を感じられることを目指した「メンバーファースト経営」を推進しています。
全ての部門に、部門内でのEmployee Experienceに責任を持つ「Experienceパートナー(執行役員)」を設置したり、「KAIZEN」という取り組みを通じて、制度や仕組み作り、職場環境の改善にメンバーの声を反映したりしています。結果として、従業員満足度の向上や退職率の低減など、目に見える成果にも繋がっています。

 

そして、DTCは本質的な「メンバーファースト」であるために、これまでの「働きやすくて成長できる会社」であると同時に、「私のパーパスを叶えられる会社」を目指していきます。
メンバー個々人にとってのパーパスとは、キャリアを通じてプロフェッショナルとして成し遂げたいことや働き甲斐だと考えており、Purpose questというコンセプトのもと、パーパスを見つけ、実現できる職場にしていきます。
具体的には、メンバーが自分自身のパーパスを見つけるための後押しや、パーパスを実現するための活動時間の確保、同じパーパスを持つ仲間を社内外で探すコミュニティ活動の奨励など、メンバーが持つパーパスの探索・達成を、会社として支援していきます。
DTCには卒業生が繋がるアルムナイもあります。「卒業」後も関係性を持ち、働く場所は変わっても、パーパスで繋がる、あるいは互いのパーパスの実現を支援し合う、そのような開かれたコミュニティを創っていきます。
 

 

社会価値(非財務価値)である3つのValueを高めて、経済的価値であるFinancial Valueを生み出し、それをさらなるValueの追求に還元していきます。それら4つのValueの総和の「相乗的増大」を支えるのが、新しい価値創造プロセスである「Value Cycle」という概念です。常に新しく、社会に価値があるアジェンダを発想し、育成し続けていくために、このCycleを回していくことが重要です。
同じパーパスを持つメンバーが集まり、活動する場であるコミュニティを形成することが出発点となります。会社としても、コミュニティの成熟度に応じてステージを定義し、ステージに適した支援をしていきます(Community Building)。
コミュニティが掲げるアジェンダに制限はありません。それはメンバー一人ひとりの自由な意志に基づくものであり、コミュニティ活動から生み出される価値をデータドリブンに見極めていきます(Value Capturing)。
クライアントや社会にとって、重要なアジェンダは何か。その判断軸を念頭に、会社としてアジェンダを掲げて取り組んでいきます(Agenda Setting)。そして、そのアジェンダの下で、共感、興味を持ったメンバーが集まり、コミュニティが広がっていく――。
そんな経営のCycleを築き、循環させることを、DTCは目指しています。

 

経営Cycleは、メンバー視点のCycleの裏返しでもあり、3つのアクションに繋がっています。経営Cycleを回すためには、それがメンバーにとって価値あるものでなければなりません。
数々のコミュニティが形成される中で、メンバーは自分のパーパスに近いアジェンダに取り組むコミュニティを自ら立ち上げたり、探したりします(Explore)。同じ志を持つメンバーと共にコミュニティで実際に活動をして(Experiment)、大きくなっていくコミュニティの中で所属を超えて、より多くのメンバーと繋がったり、活動の成果を実感したりします(Realize)。これがメンバーのCycleです。
2つのCycleが相互に作用しながら循環していることがValueの「相乗的増大」、そしてDTC Value経営に繋がり、新しい価値を創造しうるのです。

 

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