ニュースリリース

グローバル ヒューマンキャピタル トレンド レポート

目まぐるしく変化する時代の中で、世界の企業は新たなリーダーシップ・モデルやスピード、そして新たなスキルを求めている 伝統的なリーダーシップ・モデルでは、今日の混乱した市場のスピードに付いていくことはできない

2013年6月24日

本プレスリリースは 4 月 17 日にデロイト トウシュ トーマツ リミテッドが発信した内容をデロイト トーマツ コンサルティング ヒューマン キャピタルグループが翻訳したものです。和訳版と原文(英語)に差異が発生した場合には、原文を優先します。

ニューヨーク、2013 年 4 月 17 日 – 世界のビジネス・リーダーおよび人事(HR)担当エグゼクティブの 84%が、伝統的なリーダーシップ・モデルでは今日の労働環境における目まぐるしい変化に付いていくことができず、そのため組織は新たなリーダーを育成するためのクリエイティブな方法を模索する必要があると考えていることがデロイト トウシュ トーマツ リミテッド(DTTL)の発表した「地平線を再設定する(Resetting Horizons):ヒューマン キャピタル トレンド2013」から明らかになった。

59 ヶ国 1,300 以上の組織を対象に調査を行ったところ、ビジネスや人材に関する重要な意思決定を左右する13 の世界的トレンドが浮上した。このレポートでは、次の時代のリーダーシップ戦略や人材開放型経済(Open Talent Economy)、そして HR に関する重要な優先事項の実施改善に焦点を当てることまで、HR に関する新たなアプローチを探っている。この調査で判明した主な事柄は以下の通りである。

  • 数多くの変化に直面する中、ビジネス・リーダーの 87%が、組織は個々の事情に合わせた戦略を追求することで、変革の取り組みからより多くの成果を得ようとするだろうと回答した。
  • ビジネス・リーダーの 82%が、新たな成長機会を捉えるため、経営陣は戦略立案プロセスの中の従来よりもはるかに早い段階で HR 担当エグゼクティブを関与させようとしていると答えた。
  • スキルギャップと経済の不透明さを背景に、組織は人材採用から人材育成へとシフトしている。
  •  組織はタレント、新興国市場、HR 組織といった領域を引き続き最優先課題としている。

DTTL のグローバル ヒューマン キャピタルリーダー、ブレット・ウォルシュは言う。「今日のビジネスは、成長率が横ばい、または低下傾向にある市場で利益をあげることから、新興国で存在感を確立すること、破壊的イノベーションの新しい波を創造することまで、ほとんど前例がないと言っていいほど多様な課題に直面している。こうした課題には、その 1 つ 1 つがユニークな種類のリーダーが必要となる。万能型のリーダーは存在しない。世界の労働環境における競争が激化する中、トップクラスのタレントをつなぎとめ、引き付けるためのより効果的な方法を生み出すことに成功したビジネス・リーダーは、業績という形でその見返りを得ることになる」

調査によって特定された 13 のトレンドのうち 5 つについては、今後ビジネス・リーダーおよびタレント担当リーダーにとって最優先課題になるという共通認識が全調査回答者の間にあることが分かった。DTTL ヒューマン キャピタル・マーケティング・エミネンス・ブランド担当グローバルリーダーであるジェフ・シュワル
ツは言う。「これはこの調査における重要な発見だ。一般的に、タレントに対するニーズや慣行は国によって異なると思われている。上位 5 つのトレンドが主要経済圏のすべてに共通しているという事実は驚くべきものだ。このことは、組織がますます世界に焦点を当てていることを表している」


シュワルツが指摘する、調査によって判明した上位 5 つの主要トレンドとは、次世代リーダーシップ、組織変革の加速、人材育成競争、経営陣による人事戦略の変革、そしてビジネスの新たな優先事項に沿った人事改革である。

1. 次世代リーダーシップ
調査に参加した組織の大半(84%)が、未来のリーダーの育成は現状および今後 3 年間の課題であり、組織は目まぐるしく変化する時代に対応する新たなリーダーシップ・モデルを模索しなければならないと答えた。「世界的に次世代リーダーの育成に焦点が当てられているのは明らかだが、HR 担当エグゼクティブが開発しなければならない育成アプローチは一様ではない。こうした育成戦略は各企業の実情に合ったものでなければならないからだ。これはすべての組織に言えることであり、各組織は自身にとって最適な答えを見つけることに注力しなければならない」

2. 組織変革の加速

回答者の 87%が、変化に対する組織の捉え方を上位のトレンドに挙げた。「今日のように変化の著しい環境では、組織は変化に対する新しいものの見方を受け入れ、より結果を重視する姿勢へと方向転換する必要がある」

3. 人材育成競争

回答者の 86%が、人材育成やスキルアップへのシフトを重要なトレンドと答えた。「企業は多くのレベルにおける重要なポジションを埋めるのに苦慮しており、優秀な人材の発掘だけではなく、内部の人材の能力開発に再び関心が集まっている」

4. 経営陣による人事戦略の変革

回答者の 82%が、経営陣はタレントの役割と、タレントが営業成績やリスクに及ぼす影響に焦点を当てる傾向にあると回答した。これは、CEO の承継と、最上位のエグゼクティブに対する報酬の決定に重点を置いていたこれまでとは異なっている。「今や組織は、タレントという側面を考慮せずに戦略を策定すればリスクが発生することを理解している。経営陣は、事業戦略とは多くの場合タレント戦略であることを認識しつつある」

5. ビジネスの新たな優先事項に沿った人事改革

回答者の 85%が、組織はビジネスをサポートするばかりでなく、事業戦略を実現可能にするような HR 部門を作り始めていると示唆した。「ビジネスの成長を加速させる上での自らの新しい役割を果たすため、組織は地理的な境界を越えて機能する HR やタレント・システムの構築に向けて HR の変革を促し、様々なビジネスモデルをサポートするために十分な柔軟性を備えたフレームワークを構築試みている」

「この調査結果からは、企業が景気後退から脱却する中で、人材に関する課題の中心がグローバルな成長へと移りつつあることがうかがえる。未だビジネスを取り巻く環境から経済の不透明さが払拭されたわけではないが、組織は単に変化が起きてからそれに対応するのではなく、変化を利用し、ビジネスにおける強みへと変えつつある。急激に変化する世界においては、次のトレンドを予測し、それに先んじて行動することは賢明であるだけでなく、行動を起こさなければ好ましくない結果につながる場合もあることを組織は認識している」とウォルシュは言う。

「地平線を再設定する(Resetting Horizons):ヒューマン キャピタル トレンド 2013」レポートはこちらよりご覧になれます。
http://www.tohmatsu.com/report/hctrends2013/(日本語)
http://www.deloitte.com/hctrends2013(英語)
 

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デロイト トーマツ コンサルティング株式会社
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