ニュースリリース

テクノロジー企業成長率ランキング 第12回「デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast500」発表

トップ5には日本企業が2社ランクイン

  • トップ5 には日本企業が2社ランクイン
  • 昨年に続き台湾企業がトップ。台湾企業の1 位獲得は全12回のランキングの中で7度目
  • 中国、インド、オーストラリアの企業がアジア太平洋地域におけるテクノロジー企業の成長を牽引
2013 年 12 月 6 日

デロイト トウシュ トーマツ リミテッド(DTTL)は、2013年12月6日、アジア太平洋地域の TMT(Technology, Media & Telecommunications)業界における過去 3 年間の収益(売上高)成長率からなる成長企業 500 社のランキング、第 12 回「デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast500」を公表し、中国最大手のモバイル通信関連会社のひとつであり、モバイル向けソフトウェアの開発や配信サービスを提供する台湾の China Communications Media Group がトップにランクインしたと発表した。 500 社の平均売上高成長率は、昨年の 467%からは減少したものの、356%という数字を記録した。中でも上位 5 社の平均売上高成長率は 10,589%と、過去 4 年間のトップ 5と比較しても高水準を実現し、上位 10 社の平均は 6,483%と 2012 年(5,209%)に比べ増加した。売上規模では、上位 9 社が 10 億米ドルを超え、その 9 社を含む上位 60 社が 1 億米ドル~10 億米ドルの売上高を記録した。

デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast500 の DTTL リーダーおよび有限責任監査法人トーマツ パートナーの中山一郎は、「中国、インド、オーストラリアでは、急成長中の成功企業が増加しており、これらの企業は技術拠点を台湾にシフトしようとしています。これら 3 カ国から Fast500 にランクインした企業数の合計は過去 3年間増加しており、それは DTTL が展開している市場において、画期的な技術革新が成功していることを示しています」と述べた。

デロイト グローバル TMT インダストリーグループ マネージング ディレクターの Jolyon Barker は、「アジア太平洋地域で最も活気にあふれ、独創性に富んだ企業は、力強い業績とともに、中国経済の減速、米国や欧州の景気低迷を克服しました。その功績が Fast500 プログラムのベンチマークとして刻まれていることは、特に経済成長が本質的な課題を突き付けられている昨今において、実に印象的です」と話した。

2013年 デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast500 の上位10社

順位

企業名

所在地

事業内容

成長率

1

China Communications Media GroupCo.,Ltd.

台湾

モバイル向けソフトウェア開発・配信サービス

26,585%

2

ARDOM Telecom Pvt. Ltd.

インド

通信・ネットワーク技術関連サービス

12,023% 

3

株式会社ロコンド

日本

靴とファッションの通販サイトの運営

6,643%

4

株式会社Donuts

日本

ゲーム、Web サービスの企画・開発・運営

3,863%

5

Plan B Logistics

オーストラリア

インターネット予約のフルフィルメント等のシステムの開発・運営

3,832%

6

Vizury Interactive Solutions Pvt. Ltd.

インド

インターネット広告配信サービス

2,761%

7

BlueChilli Technology

オーストラリア

Web アプリケーション・ソフトウェア開発

2,702%

8

株式会社オルトプラス

日本

ソーシャルゲーム事業

2,328%

9

FocalTech Corp. Ltd.

台湾

タッチパネル用コントローラIC 等の開発

2,088%

10

Sokrati Technologies Pvt Ltd.

インド

Web 解析・ソリューション開発・提供

2,006%

■上位500 社の全ランキングは、こちら(英語)をご覧ください

1 位の China Communications Media Group はモバイル向けアプリケーションを専門とし、携帯端末利用者にアプリケーションを配信するための効果的なチャネルを形成している。現在 1 億人以上の携帯電話加入者を有し、過去 3 年間で売上高は 26,585%増となった。
China Communications Media Group の Albert Lam 氏は「イノベーションこそが我々の成功の鍵」、と述べ、「我々はユーザーの行動を把握して最高のユーザーエクスペリエンスを提供し、そのニーズを十二分に満たすために、あらゆるタイプのユーザーと密な関係を築くことに精力を注いできました。これは China Communications Media Group をワイヤレスアプリケーションの中でも主要なサービス配信チャネルのひとつとすることを可能にしました」と話した。

<2013 年度ランキングより>
国別傾向

中国企業が 500 社の内 128 社を占め、国別ランクイン企業数で 1 位となった。これは、アジア太平洋地域で最も成長を遂げていることを示している。中国企業のランクイン数は、2012 年の台湾に次ぐ 2 位、2011 年の台湾、韓国に次ぐ 3 位から着実に上昇し続けている。
同様に、インド企業も増加傾向にある。今年は 78 社がランクインし、国別ランクイン企業数では 2012 年、2011年の 5 位から今年は中国、台湾に続く 3 位へと浮上した。ランキングで 2 位となった Ardom Telecom は、国内急成長企業の 62%を占めるほどソフトウェア分野が支配的であるインド市場において、インドの通信およびネットワークにおける技術革新を行っている。
昨年国別ランクイン企業数で 1 位であった台湾は、108 社で 2 位となった。台湾企業はこの 10 年間で 6 度もランキング 1 位を獲得しており、中国やインドなどの市場に比べ、はるかに少ない人口にもかかわらず、技術分野での競争を続けている。
オーストラリアは 66 の企業がランクインした。2011 年が 53 社、2012 年が 60 社と着実に増加している。
日本は、国別ランクイン企業数で 7 位(40 社)となり、ユニークなサービスを展開している企業が上位 5 位以内に 2 社ランクインした。一つはオンラインで靴やバッグ等のファッションを販売するイーコマース会社である株式会社ロコンド(3 位)、もう一つはモバイル向けソーシャルゲームやソーシャルサービスを提供する株式会社 Donuts(4 位)である。

業種別傾向

テクノロジー分野に関しては、モバイル・コンピューティングやクラウド・コンピューティングを含めて興味深い傾向が見られる。 2012 年はトップ 10 のうち 5 社がインターネットやソフトウェア分野であったが、2013 年には第 1位の China Communications Media Group を含め上位 10 社中 8 社へとその数を伸ばした。
161 社がランクインしたソフトウェア分野では、2012 年の 119 社から特筆すべき増加を見せた。半導体・部品・電子機器分野は、116 社へと減少し、2012 年の 1 位の座を失った。インターネット分野は昨年から今年にかけて全体としては 85 社から 104 社へと増加し、上位 10 社中 6 社を誇っているものの、ランクイン数では 3 位を維持した。
バイオテクノロジー/製薬/医療機器分野のランクインは 38 社で、全体で 4 位となり、トップ 5 入りした Ardom Telecom を含む 31 社が属する通信機器およびネットワーク部門を上回った。コンピュータおよび周辺機器分野のランクインは 20 社であり、メディアおよびエンターテインメント分野は 16 社、グリーンテクノロジー分野は 14 社がランクインした。

受賞企業の上場指数

未上場企業が 330 社となり昨年の 305 社から緩やかに増加し、依然としてランキングの過半数を占めた。また、上場企業の占める比率は 34%だった。

<2013年デロイト アジア太平洋地域テクノロジーFast500を受賞した日本企業40社>

日本企業は、3 位にランクインした株式会社ロコンド(売上成長率 6,643%)を筆頭に、4 位に株式会社 Donuts(3,863%)、8 位に株式会社オルトプラス(2,328%)と、上位 10 位内に 3 社ランクインした。日本からランクインした企業は全部で 40 社となり、昨年の 26 社から大幅に増加した。事業領域では例年と同様、モバイルアプリ開発等のソフトウェアおよびインターネット関連の企業が多数を占める結果となった。また半導体・部品・電子機器関連企業が Fast500 全体の 23%を占めるのに対して、日本の受賞企業においては昨年同様、含まれていない結果となった。

全文PDF-「2013 年 デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast500 を受賞した日本企業40 社」をご参照ください)

【デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast500 とは】

「デロイト アジア太平洋地域テ ク ノロジー Fast500 」は、アジア太平洋地域の TMT( Technology, Media & Telecommunications)業界における企業の売上高成長率によるランキングを発表するもの。主な対象業界は通信、ネットワーキング、コンピュータ/周辺機器、インターネット、半導体、電子部品、電子機器、ソフトウェア、コンテンツ、バイオテクノロジー、製薬、医療機器、グリーンテクノロジー、メディア/エンターテインメント。直近 3 年間の売上高成長率を対象とする。
「デロイト テクノロジー Fast 500」プログラムは、1995 年から北米で実施しており、ヨーロッパ、アジア太平洋地域においても最も急速に成長している企業 500 社の努力を称え、成長中のテクノロジー企業の知名度を世界に高める支援を目的に、2002 年から開始した。

【本プログラムで開示されている情報について】

この情報は、集計に当たり正確を期しておりますが、企業からの回答をそのまま集計し反映したものであり、有限責任監査法人トーマツやデロイト トウシュ トーマツ リミテッド は、明示または黙示を問わず、これらの情報の正確性などについて何らかの意見を表明したり、または内容を保証したりするものではありません。

■アジア太平洋地域テクノロジー Fast500」の詳細は、http://www2.deloitte.com/global/en/pages/technology-media-and-telecommunications/articles/Technology-Fast-500-APAC-2013-Winners.htmlよりご覧いただけます。
【ご参考】2013 年北米地域テクノロジーFast500 詳細 www.deloitte.com/us/fast500/
2013 年 EMEA 地域テクノロジーFast500 詳細 www.deloitte.co.uk/fast500emea/

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デロイトについて:
Deloitte(デロイト)は監査、税務、コンサルティングおよびファイナンシャル アドバイザリーサービスをさまざまな業種にわたる上場・非上場クライアントに提供しています。全世界 150 ヵ国を超えるメンバーファームのネットワーク通じ、デロイトは、高度に複合化されたビジネスに取り組むクライアントに向けて、深い洞察に基づき、世界最高水準の陣容をもって高品質なサービスを提供しています。デロイトの約 200,000 名におよぶ人材は、“standard of excellence”となることを目指しています。

Deloitte(デロイト)とは、デロイト トウシュ トーマツ リミテッド(英国の法令に基づく保証有限責任会社)およびそのネットワーク組織を構成するメンバーファームのひとつあるいは複数を指します。デロイト トウシュ トーマツ リミテッドおよび各メンバーファームはそれぞれ法的に独立した別個の組織体です。
その法的な構成についての詳細は www.tohmatsu.com/deloitte/をご覧ください。

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