お知らせ

SDGs(Sustainable Development Goals)関連ビジネスの世界市場規模を目標ごとに約70~800兆円と試算

企業のSDGsへの取り組みがより加速するように、SDGsが企業のビジネスそのものにも大きな利益をもたらすことを定量的に示す試算を実施

2018年4月23日

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社は、2015年に国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」に関連するビジネスの市場規模を目標ごとに約70~800兆円と試算しました。

SDGsは従前の「ミレニアム開発目標(MDGs)」と比較して、企業をその達成に向けた主要な実施主体として明示的に位置付けています。今日では既に「SDGs」という言葉がビジネス界においても浸透し始め、多くの企業がSDGsに関連した活動に積極的に取り組んでいます。一方で、SDGsの定める高い目標を達成するには、例えばCSR部門のみの関与ではなく、企業が本業としてSDGsに取り組む必要がありますが、SDGsをビジネスチャンスとして認識している割合は日本では約37%にとどまり、欧州(約64%)と比較して非常に低いとする調査結果があります。

そこでSDGsへの取り組みが企業のビジネスそのものにも大きな利益をもたらすことをより定量的に示すことが企業の取り組みを加速させる策の一つと考え、今回試算を実施しました。SDGsの各目標について別途記載の試算方法で算出した結果、目標ごとの関連市場規模は約70~800兆となりました。なお、各市場規模については重複する分野を含んでおり、目標全体の市場規模とし合算するものではありません。

※企業活力研究所「社会課題(SDGs等)解決に向けた取り組みと国際機関・政府・産業界の連携のあり方に関する調査研究報告書」(2017年)

なお、調査結果に関連してはレポートもまとめておりますので、あわせてご覧ください。

【レポート】SDGsビジネスの市場規模

 

また、本調査は一般財団法人日本規格協会からの請負で実施した調査「SDGsビジネスとルール形成」において実施したものです。調査結果報告書の全体版は同協会のホームページに掲載しており、個別の目標ごとの関連ビジネスの具体例なども取り上げております。あわせてご確認ください。

https://www.jsa.or.jp/datas/media/10000/md_3079.pdf

(一般財団法人日本規格協会のページにリンクします)

 

【試算方法について】

試算に当たってはSDGsの本文からキーワードを抽出し、当該キーワードに基づいてSDGsの各目標の解決に資する製品・サービス等(以下「SDGsビジネス」)を導出しました。(参考図表1)

(参考図表1)

例えば「目標1:あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ」については「貧困」「社会保護」「基礎的サービス」等、貧困から直接的に連想されやすいキーワードが含まれており、ここから例えば教育やワクチン等の「SDGsビジネス」が導出されます。さらに本文をよく見ると「災害」「強靭性(レジリエンス)」「気候変動」などのキーワードも含まれており、ここから例えば「防災関連製品」「気象・災害予測・警報」等の「SDGsビジネス」も導出されます。(参考図表2)

(参考図表2)

今回はこのように導出した各「SDGsビジネス」について、2017年時点での世界全体での市場規模を算出し、それを目標ごとに積み上げる形で市場規模を試算しています。試算の結果、記載の通り「SDGsビジネス」の市場規模は小さいもので70兆円、大きなもので800兆円程度に上ることが明らかになりました。

報道機関の方からのお問い合わせ先
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