デロイト トーマツ、「NVIDIA ACE」を日本で初めて採用した楽天証券「投資相談AIアバター」の開発を支援

2024年1月11日

デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ コンサルティング合同会社（東京都千代田区、代表執行役社長：佐瀬真人、以下 デロイト トーマツ）は、楽天証券株式会社（東京都港区、代表取締役社長：楠 雄治、以下 楽天証券）による、NVIDIA Corporation（米国カリフォルニア州、以下 NVIDIA）が提供する「NVIDIA ACE^*1」を採用した、アバターと会話ができるAIサービス「投資相談AIアバター」の開発支援を行ったことをお知らせいたします。本開発支援は楽天証券からの委託によるもので、「NVIDIA ACE」を活用した会話型相互コミュニケーションが可能なAIアバターサービスを個人向けに開発・提供するのは、日本で初めてとなります。なお、2024年1月14日（日）に開催される「楽天証券　新春講演会2024」において、ご来場される楽天証券のお客様に「投資相談AIアバター」との会話が体験できるデモを実施し、今後の本格導入を目指していきます。

「投資相談AIアバター」は、アバターサービス開発ツールである「NVIDIA ACE」を用いた、デロイト トーマツの小売店・レストラン・販売代理店などカスタマーサービス向けのサービスソリューション「Quartz Frontline AI powered by NVIDIA^*2」と、楽天証券が提供する生成AIチャットサービス「投資AIアシスタント（β版＋プラス）」とを連携させることで開発されました。「投資相談AIアバター」は、投資に関する疑問など、お客様の音声による質問に、聞き耳を立てるしぐさや音声とアバターの口の動きを合わせる人間らしい反応を示しつつ、日本語の合成音声で適切な回答をするなど、お客様とアバターの会話型相互コミュニケーションをおこないます。

*1 NVIDIA Avatar Cloud Engine (ACE) とは、インテリジェントなゲームキャラクター、インタラクティブなアバター、デジタルヒューマンを構築し、アプリケーションに導入するための一連のリアルタイムAIソリューションを提供するクラウドAPIです。

*2 顧客の反応をダイナミックに認識、測定し、レスポンスを行う顧客エンゲージメントを高めるソリューション。ビジュアルなアバターによる会話機能を備えたFrontline AIは、あらゆる言語でインテリジェントに会話し、顧客ロイヤルティを向上させるスムースな人間的体験を提供する、バーチャルのカスタマーサービス担当として働きます。

【「投資相談AIアバター」イメージ】 「投資相談AIアバター」は、聞き耳をたてるしぐさや、音声とアバターの口の動きを合わせ、適切な回答を行うなど、人間らしい反応を示すことで、よりリアルなコミュニケーションを実現します。

デロイト トーマツは、あらゆるセクターの多様な組織・機能に対して提言・戦略立案から実行まで一貫したサービスの実績を背景に、ユースケースに対応したAI導入支援サービスを提供しています。生成AI分野においては、専門チームのみならず所属する全コンサルタントの生成AIの専門知識・活用ノウハウの獲得を推進すると共に、金融機関を含めあらゆる業界の企業に対して生成AIの適切な利活用をサポートする体制を構築しています。提携する海外のデロイトが築いてきたAIスタートアップ、アカデミア、協業先などとのエコシステムも総動員し、日本のクライアント企業にイノベーションをもたらす、生成AIの構築や活用支援を行うコンサルティングサービスを提供しています。

また、2023年8月16日にデロイトが発表している通り、世界中の企業によるビジネス推進の改革に生成AIを利用していくことを目的に、デロイトとNVIDIAは戦略的にアライアンスを拡大しており、デロイトはNVIDIA AIテクノロジーや専門性を活かし、エンタープライズソフトウェアプラットフォーム向けに高性能の生成AIソリューションを構築し、大きな事業価値を引き出していく計画を進めています。