ナレッジ

2021年第1四半期の米国における会計・監査・規制動向

本号は、2021年第1四半期に米国で公表された会計、監査、及び規制関連の基準書等、並びに、国際動向を要約しています。<Quarterly Accounting Roundup — First Quarter — 2021>

2021年3月Accounting Roundup ニュースレター

デロイト米国事務所からQuarterly Accounting Roundup — First Quarter — 2021が発行されました。主な内容は以下の通りです。

2021年の第1四半期に、FASBは、(1)基準金利改革に関するガイダンスの範囲の改善、(2)非公開企業のフランチャイザーに新しい簡便法を提供することにより、履行義務の識別に関するガイダンスを簡素化、 (3)非公開企業および非営利組織に、のれんのトリガーとなるイベントの評価に代わる会計上の代替案を提供、に関してAccounting Standards Updatesをリリースしました。

規制面では、SECの議長代理であるAllison H. Lee氏が、気候変動に関する既存のガイダンスを検討するように企業財務部門に指示する声明を発表し、気候関連およびその他の環境、社会、ガバナンスの開示に関する利害関係者からの意見を求めました。 SECにおけるその他の重要な進展には、特別目的買収会社向けの開示ガイダンスの発行が含まれます。

国際ニュースでは、IASB®は、会計上の見積りと会計方針の開示の両方に関するガイダンスを改訂する、相互に関連する2つの一連の修正を公開しました。さらに、IASBは、COVID-19に関連する賃貸料の譲歩がリースの変更であるかどうかを評価することから借手を解放する簡便法の利用可能性を拡大するためにIFRS第16号を修正する公開草案を公表しました。


詳細については、 Accounting Roundupニュースレター(英語版)を参照ください.
英語版

関連するリンク

Volume28, Issue 3 (2021. 3.22)
SECは、気候関連及びESG情報の開示に関するインプットを依頼

Volume28, Issue 2 (2021. 1.29)
FASBは、ASC 606に基づく履行義務の識別に関して、民間企業のフランチャイザーに実務上の便法を提供

お役に立ちましたか?