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2021年の米国における会計・監査・規制動向

Accounting Roundup: 2021年度版の発行

本号は、2021年に米国で公表された会計、監査、及び規制関連の基準書等、並びに、国際動向を要約しています。<Quarterly Accounting Roundup — Year in Review — 2021>

2021年12月Accounting Roundup ニュースレター

デロイト米国事務所からQuarterly Accounting Roundup — Year in Review — 2021が発行されました。2021年度版では、主に以下の会計及び財務報告上のトピックを取り上げています。

・ インフレーション、サプライチェーンの混乱、労働力不足に伴う課題

・ SECによる各種声明の公表

 (1) 特別買収目的会社の取引
 (2) 環境・社会・ガバナンスに関する事項
 (3) 参照レートとしてのLIBORからの移行

・ 2021年のFASBによる基準設定の動向
     最近、以下のものが公表されました。

 - Accounting Standards Update (ASU) :
  (1) 政府援助に関する開示
  (2) 公開事業体ではないリースの借手の割引率
  (3) 企業結合で取得した顧客との契約における契約資産及び契約負債の認識および測定
  (4) 資本に分類される株式に基づく報酬の測定に関する非公開事業体の実務上の便法

 - ASUの提案:
  (1) 問題の生じた債務の再編及び古い開示
  (2) 財務諸表注記における期中開示の有効性

・ 国際会計基準審議会の動向

 (1) (a)会計方針の開示、及び(b)単一の取引から生じる資産及び負債に関連する繰延税金に対するガイダンスの改訂
 (2) サプライヤーの取り決めに関する開示要求を強化し、コベナンツ付き長期債務の分類に関するガイダンスを改訂する提案

・ IFRS財団による新たな国際サステナビリティ基準委員会の創設

 

詳細については、 Accounting Roundupニュースレター(英語版)を参照ください。
≫英語版

関連するリンク

Heads Up ニュースレターVolume28, Issue 16(2021 11.22)
基準設定-ESG及び気候関連報告が財務報告に該当するとき

Heads Up ニュースレターVolume28, Issue 9 (2021.9.27)
SECが気候変動の開示に関するサンプルコメントを発行

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