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サンプリングリスク

【会計・監査用語集】

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「サンプリングリスク」とは、抽出したサンプルから導き出された監査人の結論が、母集団を構成する全ての項目に同じ監査手続を実施した場合の結論と異なるリスクをいう。サンプリングリスクは、次のような2種類の誤った結論をもたらす可能性がある。
(1) 運用評価手続において、内部統制が実際の状態よりも有効であるとする結論、又は、詳細テストにおいて、実際に存在している重要な虚偽表示を存在していないとする結論
このような誤った結論は、監査の有効性に影響を与え、誤った監査意見を形成する可能性が高いため、監査人は、とりわけ、この結論に関心をもつ。
(2) 運用評価手続において、内部統制が実際の状態よりも有効でないとする結論、又は、詳細テストにおいて、実際に存在していない重要な虚偽表示を存在しているとする結論
このような誤った結論は、通常、当初の結論が正しくなかったことを確かめるための追加の作業が必要となるため、監査の効率性に影響を与える。
他方、監査人が、サンプリングによる試査を実施した結果、サンプリングリスクに関連しない他の理由によって、誤った結論を導くリスクを「ノンサンプリングリスク」という。ノンサンプリングリスクには、例えば、不適切な監査手続の適用、又は監査証拠の誤った解釈により、虚偽表示又は内部統制の逸脱を識別できないことが含まれる。

【参照基準等】 
 監基報530 第4項 A1項
【用語解説作成日】 
 2013年12月31日 

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