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調査レポート
グローバルCAE(内部監査執行役員)サーベイ2016
岐路に立つ内部監査
”進化か、衰退か?” デロイトのグローバルCAEサーベイ2016では内部監査部門が直面する現状と近い将来の課題に関する洞察を提供します。これはデロイトのもっとも包括的なグローバル調査であり、29か国の様々な業種のCAE1,200名以上の回答を得ました。
このレポートから見えてくること:
現状と将来予想: CAEが、現在および今後3~5年の自部門の能力、実効性や影響、ステークホルダーの期待に対する見解を提供しています。
ギャップ解消と課題への対処: 内部監査部門は、ITやデータアナリティクス、モデルリスクやイノベーション、さらに不正防止や発見等、ステークホルダーの期待に対応するためのスキルやツールの強化を必要としています。
具体的な計画と行動: パフォーマンスや価値、実効性や影響を高めるため、内部監査部門はアナリティクスのスキルやツールの活用、戦略的計画とリスク管理の評価、視覚化ツールを用いたレポートなどにより、助言業務を拡大していきます。
主な調査結果:
- 企業規模や内部監査の予算等幅広く、29か国、8つの業種から、1,203名の回答を得ました。
- CAEの大半は、自分たちの組織や機能に今後数年の間で大幅な変化があると考えています。
- 現状の内部監査は、組織の期待に対しその実効性や影響が欠如しています。
- 実効性や影響を拡大するために、アナリティクスやIT、コミュニケーション等、特定のスキルギャップへの対応が求められています。
- ステークホルダーは、リスクや戦略的計画、ITや業績に関する知見のみならずフォワードルッキングなレポートを期待しています。
- ほとんどの内部監査予算は現状維持か微増の見込みですが、これは必要とされる機能強化の投資には不十分です。
これらの課題に対処するため、レポートの合理化やアナリティクス能力強化、代替的なリソースの活用等、内部監査業務へアナリティクスを組み込む必要があります。
(PDF, 5.3MB)