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SAS70からSSAE16への移行

基準改訂による傾向と分析

SSAE16及びISAE3402の新基準とSAS70との違いや、業種、サービスの違いを考慮しつつ、主として、以下の2点の目標を念頭に置いて2011年10月にアンケートを実施した。1点目は、新基準への移行に関して、現時点でのトレンド及び一般的な実施状況を把握するという点、2点目はSAS70等報告書を発行し、新基準に移行しようとしている企業に他社の準備状況の情報を提供するという2点である。

SAS70からSSAE16への移行

米国基準であるSAS70に基づく内部統制の整備及び運用報告書は、これまで企業年金の運用に係る投資一任勘定業務や信託業務といった特定分野での利用に始まり、J-SOX 導入に伴い、データセンター、給与計算受託業務等のより広い分野で利用されるようになった。2009年12月には国際監査・保証基準審議会が、国際保証業務基準第3402号「第三者のサービス受託会社の統制活動に関する保証報告」(以下、「ISAE3402」という。)を公表したことを契機として、2010年3月には米国公認会計士協会(以下、「AICPA」という。)においても、アテステーション業務基準書16号「サービス・オーガニゼーションにおける統制の報告」(以下、「SSAE16」という。)が公表された。
本稿は、SAS70または日本公認会計士協会による監査基準委員会報告書第18号(以下、「18号」という。またSAS70と18号をまとめて「SAS70等」という。)に基づく内部統制の報告書を発行済みの企業にアンケートを実施し、その結果を分析したものである。

(2.2MB,PDF)
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