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国際開発アドバイザリー 案件事例(4)ウガンダ国交通および農業部門における気候変動緩和活動に関する支援

アフリカのウガンダにおける陸路交通セクターおよび酪農セクターの現状を分析し、両セクターの低炭素成長を支援する政策および融資スキームを提案した事例をご紹介します。

業務概要

概要:
アフリカのウガンダにおける陸路交通セクターおよび酪農セクターの現状を分析し、両セクターの低炭素成長を支援する政策および融資スキームを提案しました。関連リンク(外部サイトにリンクします)

実施国 :ウガンダ

実施期間:2016年~2017年

顧客名:国際機関

セクター:気候変動(緩和)

内容:
アフリカのウガンダにおいて、農業セクターと交通セクターは、国内総生産(GDP)に占める割合が最も高く、温室効果ガス(GHG)の最も大きな排出源となっています。したがって、両セクターの低炭素成長を支援するには包括的なアプローチが必要不可欠とされています。

交通セクターでは、中古自動車が90%以上を占めており、中古自動車の利用が環境問題および安全上の問題の主な要因となっています。2017年にPPP(官民連携)のもと、車検制度が導入されましたが、現時点ではその効果は限定的であると言われています。そこで、本プロジェクトでは、既存政策の執行強化支援に加え、中古自動車利用の代替として、現地自動車産業の振興による新車の利用促進と中古自動車のリサイクルに関する提案を行い、交通セクターの全体的な低炭素成長を図りました。

農業セクターにおける酪農分野では、家畜の飼料を確保することが困難であり、また飼料の品質に関する規定が整備されていない状況です。そこで、本プロジェクトでは、家畜の飼料に関する規制の導入および飼料製造業の強化を提案を行い、家畜の健康改善および温室効果ガス排出の主な原因である腸内発酵(ゲップ)の抑制を図りました。上記の政策提案に加え、公的資金(緑の気候基金(GCF)、その他のドナー)および民間資金を活用した融資スキームを構築しました。

成果:

  • 交通:年間の温室効果ガス(GHG)排出量を約10%抑制。また、自動車産業の強化による、現地の産業振興を支援
  • 農業:酪農セクターの温室効果ガス(GHG)排出量を約30%抑制。家畜の飼料品質向上による、家畜の健康改善および乳酸品の品質向上
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