調査レポート

Jリーグ マネジメントカップ 2016

Jリーグ所属クラブチームをビジネスマネジメントの側面でランキング

公表されたJリーグ所属全クラブチームの2016年の財務情報等を基にマーケティング、経営効率、経営戦略、財務状況の4つの視点からビジネスマネジメントを数値化したレポートです。

クラブマネジメントの2つの側面〜FM・BM

我々はデータ分析技術の活用と、チームマネジメントの向上という側面に注目しています。なぜなら、データ分析とチームマネジメントという組み合わせは、ビジネスとの親和性が高く、現在発展途上のスポーツビジネスという領域を大きく発展させる有効なツールであると考えられるからです。

クラブチームのマネジメントには、いかにゲームで勝つかという「フィールド・マネジメント(FM)」だけではなく、いかにビジネスとして収益を上げ、また事業拡大をするかというビジネス・マネジメント(BM)」という側面があります。

 

今後重要なのはBM 面の強化

クラブチームにとって、BM とFM は経営の両輪であり、この両輪のバランスをいかに整えるかは非常に重要なテーマです。実は、デロイトUK ではその重要性をいち早く認識し、20 年以上前からクラブチームのBM 面の分析を始めています。英プレミアリーグを中心として、売上高や人件費などの財務数値をもとに欧州各国のクラブチームのBM を評価し、そのランキングを「Football Money League」という冊子にまとめ毎年発表しています。

日本でも、この領域に今まで以上にスポットライトを当てることで、より一層の競技パフォーマンス向上と、スポーツビジネスの活性化に繋がって欲しいという想いで、今年もJ リーグの全クラブを対象とした「Jリーグマネジメントカップ」を発行することとなりました。

「Jリーグマネジメントカップ」により、大きなポテンシャルを秘めているスポーツビジネス分野への注目が集まり、さまざまなプレイヤーがスポーツビジネス市場に参入するきっかけとなってもらいたいと願っています。BM 面の重要性が再認識され、スポーツビジネス市場が活性化することで業界全体の資金量が増加すれば、それはFM 面の強化費の原資ともなります。

欧州での先行事例の真似事ではなく、日本の文化や風土にマッチしたマネジメント手法を見出すことで、スポーツビジネスの成長がスポーツ競技の成長に繋がるという正のスパイラルを産み出す環境を創り出すこと。これこそが重要だと、私たちは考えています。

数値化方法

  • マーケティング、経営効率、経営戦略、財務状況のそれぞれのステージにデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリーが設定したKPI(Key Performance Indicators:重要業績評価指標)を設定。それぞれのKPIは以下のとおり
    • マーケティング:
      平均入場者数、スタジアム集客率、新規観戦者割合、客単価
    • 経営効率:
      勝点1あたりチーム人件費、勝点1あたり入場料収入
    • 経営戦略:
      売上高・チーム人件費率、販営費100万円あたり入場料等収入、グッズ関連利益額
    • 財務状況:
      売上高、売上高成長率、自己資本比率
  • 上記のKPIに基づいてリーグ別にランキングに応じたポイントを付与(J1で一位は18ポイント、J2の一位は22ポイント、J3の一位は13ポイントで、それぞれ順位が1つ下がるごとに1ポイント減らす)
  • 最終的に4つのステージの累計ポイントによってランキングする
  • BMポイントが同率の場合、マーケティング、経営効率、経営戦略、財務状況の順で順位が上のクラブが上位クラブとなる
  • 本年よりJリーグからの公開情報が一部精緻化されたことに伴い、新たに「グッズ関連利益額」をKPIとして追加しています。

 

調査レポート全文[PDF]

調査レポート『Jリーグ マネジメントカップ 2016』全文は、こちらからダウンロードができます。
 

 

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データブック[PDF]

各クラブの財務状況、ホームゲームデータ、KPI、順位表をまとめた『Jリーグ マネジメントカップ 2016 データブック』は、こちらからダウンロードができます。
 
[PDF:642KB]

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