調査レポート

世界のラグジュアリー企業ランキング 2019

新旧の溝を埋める

世界経済の成長に鈍化が見られるものの、ラグジュアリー品市場は好調が続いている。デジタル化への対応や、ミレニアルおよびZ世代への顧客層拡大が当市場における成功の鍵となる

中国、ユーロ圏、米国をはじめとする主要市場の経済成長に鈍化が見られるものの、ラグジュアリー市場は堅調である。

トレンドが急速に変化する中、ラグジュアリー企業は将来の顧客となるミレニアルおよびZ世代を中心とした新たな消費者層に注目し、デジタルマーケティングを中心とした顧客接点の開発に大規模な投資を行っている。

また、新たな消費者層に対するブランドの伝統や歴史の価値を再検証し、デジタル技術を活用したオムニパーソナルなアプローチを通じて顧客からの要求への対応に注力している。

デジタル化が進む時代において、プライバシー保護に対する消費者意識が高まりを見せる中で、企業はこれをパーソナライズされた商品やサービスを提供するチャンスに変えようとしている。

 

2017年度の世界のラグジュアリー企業Top 100社の売上高は前年の2,170億米ドルから300億米ドル増加して2,470億米ドルとなった。為替変動の影響を除いた売上高成長率は10.8%と、前年度の成長率1.0%を大幅に上回る急成長を記録した。全体の76%の企業でラグジュアリー品の売上高が増加し、その約半数は前年度比で二桁成長を記録した。

本レポートではラグジュアリー市場におけるトレンドや課題についての見解、また新たな富裕層がもたらす変化への対応の必要性について述べている。さらに世界のラグジュアリー企業Top 100社を2017年度(2018年6月30日までの会計年度)の連結売上高に基づいてリストアップし、地域別、製品カテゴリー別にその動向を分析している。

 

主な調査結果:

  • 2017年度の世界のラグジュアリー企業Top 100社にランクインするために必要な売上高は、前年度比700万米ドル増の2億1,800万米ドルで、Top 100社の平均売上高は24億7,000万米ドルであった
  • Top 100社のラグジュアリー品売上高に占めるTop 10社の構成比は前年より増加し、ほぼ半分の48.2%であった
  • 世界最大のラグジュアリー企業の本拠地であるフランスは、企業の売上高成長率(18.7%)、Top 100社の売上高全体に占める割合ともに他国を上回った
  • 化粧品・香水カテゴリーが全カテゴリー中最高の16.1%の売上高成長率となった。これは同カテゴリー11社中7社が2桁成長を達成したことに起因する

 

原文(英文)レポートは以下よりご参照いただけます。

Global Powers of Luxury Goods 2019

(PDF, 2.8MB)

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