調査レポート

世界の小売業ランキング2018

小売業の変容と再活性への道

小売業界は変容(トランスフォーメーション)の時代を迎えている。主導権は明らかに消費者が握っている。消費者はテクノロジーによって常に世界と繋がり、かつてないほど自由に購買行動を変化させている。

今年のレポートは「小売業の変容と再活性への道」と題して、最新の小売業のトレンドや若い消費者の思い描く小売業の未来を探るほか、21回目の発行を受け、上位250社が過去15年間でどのように変化したかについても取り上げる。

「世界の小売業ランキング2018」は、2016年度(2017年6月を期末とする事業年度)の公表データに基づいて世界の小売企業から上位250社を選定し、さらにその業績を地域別、商品セクター別に分析している。また、世界経済の展望に加え、急成長小売企業50社と小売企業上位250社へ新たに加入した企業についても見ていく。

上位10社のうち、上位5社の顔ぶれは変化しなかった一方、下位5社は、本業の成長、買収、為替変動の組み合わせにより変化した。この10社が世界の小売売上高の30.7%を占めており、前年の30.4%よりシェアを伸ばした。

日用消費財(FMCG:fast-moving consumer goods)セクターに分類される小売企業は現在、規模、数ともに最も大きく、平均小売売上高は217億米ドルに達する。またその数は135社と、上位250社の54%を占め、売上高は同3分の2を占めた。

 

小売業の変容と再活性への道

こうした変革の時代には小売の法則も書き換えられている。今後、商業を再活性化させるためにはイノベーション(革新)、コラボレーション(協働)、コンソリデーション(統合)、インテグレーション(合併)、オートメーション(自動化)が必要とされており、これらはこれからも小売業のビジネスに大きな影響を与えると考えられる。小売業全体で従来型ビジネスモデルのディスラプション(創造的破壊)が発生しており、かつてないほどの変革が起こっている。この変革により、小売企業はオンラインとオフラインの両方で、より要求が高まっている消費者に、より良いサービスを提供することが求められ、顧客体験のあり方を再定義することとなった。

レポートで特定された4つのトレンド:

  • ワールドクラスのデジタル・ケイパビリティの構築
  • リアル×ネットの融合によるデジタル変革のロスタイム挽回
  • リアル店舗におけるユニークで強力な顧客体験の創造
  • 最新テクノロジーで小売業を作り変える

 

原文(英語)レポートは以下よりご参照いただけます。

Global Powers of Retailing 2018.pdf

(1.98MB, PDF)
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