調査レポート

世界の小売業ランキング2019

世界の小売企業上位250社は2017年度、高い成長率を達成した。250社の83.2%にあたる208社が小売売上高を拡大し、為替変動を調整した平均成長率は前年度の4.1%から5.7%に向上した。

世界経済は転機を迎えている。2018年初頭までは比較的高水準の成長を遂げていたが、主要市場におけるインフレの加速と金融・財政政策の転換、さらに新興国における大幅な通貨下落により、世界経済は近い将来減速することが予想される。小売企業にとってこの変化は個人消費の成長鈍化、物価の上昇、グローバル・サプライチェーンの混乱を意味する。本レポートでは、世界の小売企業上位250社について地域および商品セクターの観点から分析を行った。また、今後予想される世界経済の概況や、特に高成長を遂げた小売企業および新規参入企業についても考察する。

 

本レポートの主要分析結果
  • 2017年度の世界の小売企業上位250社の総小売売上高は4.53兆米ドル、平均小売売上高は181億ドルであった。
  • 上位250社の83%にあたる208社が小売売上高を拡大した。
  • 上位250社の地域別構成比では欧州が最も高く87企業(34.8%)がランクインし、売上高の構成比も33.8%を占めた。
  • 上位10社は海外展開を強化しており、その展開国数は上位250社平均の10ヵ国に対し、上位10社の平均は13ヵ国を数える。中でも欧州の小売企業は成熟した本国市場の外に成長の活路を見出そうとしとしており、最も海外展開に積極的である。
  • 商品セクター別の構成比では、日用消費財が最も高い。上位250社の55.2%にあたる138企業がランクインし、2017年度の小売売上高では66.2%を占めている。

 

原文(英語)レポートは以下よりご参照いただけます。

Global Powers of Retailing 2019.pdf

(13MB, PDF)
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