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ベトナムにおける中産階級世帯の購買行動について

ベトナムでは、中産階級世帯の増加と連動して、モダントレード店舗も増加傾向にありますが、当面の間はトラディショナルトレードとの並存状態が続くと予想されます。本稿では、ベトナム中産階級世帯の生活実態の定性的分析により、急激なシフトが進まない背景を説明します。

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ベトナムにおける中産階級世帯の 購買行動について

急激な経済成長下にある東南アジア諸国において、消費者市場に特に大きな変化をもたらしている要因のひとつが中産階級世帯の増大である。「チャイナ・プラス・ワン」を構成する親日国に数えられるベトナムにおいても、都市部を中心に中産階級世帯は拡大を続けており、同時に中産階級以上の消費者を主なターゲットとするモダントレード市場も拡大傾向にある。しかし、筆者の私見では、トラディショナルトレード市場からモダントレード市場へのシフトの進行は必ずしも急激には進まず、当面は両市場の併存が続くものと想定される。

本稿では、トラディショナルトレードからモダントレードへの転換を規定する要因について、筆者のインタビューやホームステイ等の経験を通したベトナム中産階級世帯の文化・生活実態の分析により説明する。本稿がベトナム中産階級世帯の消費行動・実態を理解する一助となれば幸いである。 

(著者:デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 シニアコンサルタント 吉田 恒)

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