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オープンソース

Analytics Trends 2015

かつては、せいぜいシリコンバレー周辺の関心事と思われていたオープンソースソリューションだが、最近では世界中の大手企業が採用を始めている。

Analytics Trends 2015

『ビジネス・アナリティクスにまつわる一時期の狂騒も、やや下火となりつつある』。もしそのように感じられるとすれば、それは企業のビジネス・アナリティクスの活用への関心が失われつつあるからではない。むしろアナリティクスは進展をつづけ、いまや全世界におけるビジネス上の意思決定のメインストリームとなりつつある。アナリティクスは、いわば我々が息をする空気そのもの、我々が航海する海そのものになろうとしているのだ。

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オープンソース

かつては、せいぜいシリコンバレー周辺の関心事と思われていたオープンソースソリューションだが、最近では世界中の大手企業が、データ・ストレージやデータ処理エンジンとしてHadoopなどのオープンソースソリューションを採用し始めている。Hadoop だけでなく、機械学習のMahout、複合イベント処理のSpark など、商用ソフトウェアと並んで企業で広く採用されはじめている。そしてもちろん、統計解析と可視化のための環境を提供するオープンソース環境「R」の存在も忘れるわけにはいかない。

オープンソース戦略においては「そのソリューションを利用することで、どのような著しい価値が得られるか」を明確にすることが肝要だ。オープンソースには大きな役割を果たしうるポテンシャルがあるが、とはいえ、より俯瞰的な総合的戦略の一部として位置づけられるべきものだからだ。
例えば、Hadoop を有効に活用するには、まず「いわゆるビッグデータ」、つまり「処理に時間のかかる、膨大な量の多種類のデータ」があることが前提となる。平たくいえば、オープンソースありきではなく、「したいこと」をするために最も適したツールを見つける、という話なのだ。

オープンソースツールを活用するにあたっては、リスクマネジメントの観点も忘れてはならない。あるツールのオープンソース開発に無償で貢献している大勢の開発者たちが、一斉に「次の大きなムーブメント」へと関心を移し、そのツールを見捨ててしまったらどうなるだろう。または、彼らが報酬を求めるようになり、オープンソース開発から手を引き始めたら。優秀な開発者たちがそのオープンソースソリューションの開発から撤退しはじめ、そのソリューション自体の品質も下降の一途を辿るようになったら…。仮にこうした状況に直面した場合の潜在的リスクを把握するためにも、自社インフラがどのオープンソースソリューションにどの程度依存しているのかを明確に把握しておくことが大切となる。

オープンソースソリューションによって享受できる利点は、もっとも端的にはコスト面の利益だろうが、それだけにはとどまらない。とはいえ、こうした新しい技術を扱う能力をもつ人材のコスト及び確保の難しさについても認識しておく必要がある。多くの企業がこうしたスキルを持つ優秀な人材を求めており、競争は激化しているというのが実情だ。


The So What:

いまやオープンソースソリューションは実用にも十分耐え、無視できない、魅力的なソリューションとしての座を確立した。テクノロジーに明るい人であれば、こうしたソリューションが表舞台の脚光を浴びる日を長いこと心待ちにしてきて、早く現場に導入したい、とうずうずしているかもしれない。気持ちはわかるが、あまり性急に動くのも考え物かもしれない。導入を進めようとしているオープンソースソリューションが、自社の包括的なテクノロジー戦略と間違いなく親和性が高いことを確信できないうちは、導入を急ぐべきではない。またオープンソースソリューションに頼ることで、自社が想定よりも大きなリスクにさらされてしまっていた、などということのないよう、留意する必要がある。黎明期を脱し、十分に実用に対応できるようになったオープンソースソリューションは、注目を集めるべくして集めている。その特性やリスクを十分に理解して、賢く活用すればいいのだ。

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