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モニタリング・ボードがモニタリング・ボード憲章およびIFRS財団との覚書の改訂版を公表

IAS Plus 2013.10.31

国際会計基準(IFRS)財団の監視責任を負うモニタリング・ボードは、モニタリング・ボード憲章およびIFRS財団との関係を定義する覚書の改訂版を公表した。最も重要なメンバー要件および評価プロセスの記述、既存メンバーの定期的見直しに関する結果が、憲章の付録Aおよび付録Bとして追加された。(IAS Plus 2013.10.31)

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国際会計基準(IFRS)財団の監視責任を負うモニタリング・ボードは、モニタリング・ボード憲章およびIFRS財団との関係を定義する覚書の改訂版を公表した。最も重要なメンバー要件および評価プロセスの記述、既存メンバーの定期的見直しに関する結果が、憲章の付録Aおよび付録Bとして追加された。

2012年2月に公表されたモニタリング・ボードの「IFRS財団のガバナンスレビューの最終報告」は、モニタリング・ボードのメンバーシップの拡張、およびまだ開発中であったメンバー要件に照らしてのメンバーの定期的見直しの開始を含め、ガバナンスの枠組みを多数強化することを確認している。要件および評価プロセスは、2013年2月6日のモニタリング・ボード会議で最終化され、2013年3月にプレスリリースされた。

現在、憲章に正式に追加された(継続)メンバーシップの要件は以下の通りである。

•当該国はIFRSsに明確にコミットしており、単一の高品質のグローバルな会計基準が国際的に受け入れられることを推進している。当該国が関連する市場で資金調達する企業の連結財務諸表についてIFRSsの適用を強制または許容している。
•適用されるIFRSsは、IASBが開発したIFRSsと本質的に同列のものである。
•当該国は、国際的な文脈における資金調達のための主要な市場であると考えられる。
•当該国は、IFRSの策定に対し、継続的に資金拠出を行っている。
•当該国は、強固な執行の仕組みを整備し、実施している。
•関連する国または地域の基準設定主体は、IFRSsの開発に積極的に貢献している。

さらに、付録B(評価過程および結果)に追加された注記は、下記の事項を明確にしている。

モニタリング・ボードは、2016年のメンバーシップ要件に照らしたメンバーの定期的な見直しを始めとして、IFRSsを国内発行体向けの財務報告制度に組み込むメンバー当該国のメカニズム、およびメンバーの資本市場でIFRSの顕著な利用にどの程度貢献しているかを評価する。 
覚書の変更は、主にIASB議長の選出に関するものである。「IASB議長選出にインプットを提供する」追加の責務は、モニタリング・ボードの責務を記載するセクションに含まれており、次のどのようにモニタリング・ボードはこの責務を遂行するかの記載に以下が追加された。

•IFRS財団評議員会は、IASB議長選出の最終的な責任を有する。
•IFRS財団モニタリング・ボードは、潜在的候補者の選出要件について評議員会と合意し、選出要件は文書化され公表される。
•IFRS財団モニタリング・ボードは、参照のため、候補者一覧の要件に照らした評価を評議員会に提出する。

さらに、IASBが、IFRS財団モニタリングボードが識別した問題の検討が当を得ていない、もしくは合理的な時間の枠組みの中で解決することができず、もはやIASBがポジションを説明するのに充分でないと決定した場合には、評議員会およびモニタリング・ボードに「IASBのアジェンダに問題を追加することは、IFRS財団の定款で設定された基準設定主体の責任と合致しない」ことを示すよう発言も求められている。

IASBのプレスリリース (IASBのWebサイト)
改訂された憲章 (IASBのWebサイト)
改訂された覚書 (IASBのWebサイト)

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