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ミッシェル・プラダ議長がグローバルに一貫性のある基準について発言

IAS Plus 2013.11.12

IFRS財団評議員会議長ミッシェル・プラダ(Michel Prada)氏は、東京で開催された財務会計基準機構の会議で、単一のグローバルな会計基準の重要性を議論するスピーチを行った。(IAS Plus 2013.11.12)

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IFRS財団評議員会議長ミッシェル・プラダ(Michel Prada)氏は、東京で開催された財務会計基準機構の会議で、単一のグローバルな会計基準の重要性を議論するスピーチを行った。

プラダ氏はスピーチで、IFRS採用時に「アラカルト」アプローチ(“à la carte” approach)を使用する法域に懸念を表明した。「アラカルト」アプローチとは、法域が、地域の選好に合致する様にIFRS基準の一定の側面のみを選択し、他の基準を変更するアプローチであると説明した。「真の国際的な比較可能性」を投資家に提供するためには、全員が単一のグローバルな基準を完全に採用するべきというのが彼の信念である。

加えて、プラダ氏はIFRSsをグローバルな基準とする進展についてコメントした。それは、全ての会社もしくは大部分の上場会社にIFRSを要求した国が、過去5年間で25カ国増加したこと含んでいた。しかしながら、例えば次のようないくつかの大規模経済国で、単一の基準の採用に関してなすべき追加の作業がまだあると述べた。

 アメリカ合衆国 ― IFRS採用のエンドースに関してSECによる決定が無い
 中国      ― IFRSに相当する基準を作成するためのコンバージェンスの取組み
 日本      ― IFRSへの完全移行が義務づけられていない

さらに、プラダ氏は、IFRSの開発における日本の重要な役割を述べた。日本の当局はIFRS財団で重要な地位を有している。日本も、会計基準アドバイザリー・フォーラム(ASAF)での発言権があり、基準設定活動がIASBや他国の基準設定主体と議論されている。

最後に、彼は、IASBのアジア・オセアニア事務所の主要な役割として、グローバルな会計基準設定過程において地域と連携することを強調した。

ミッシェル・プラダ氏のスピーチ全文 (IASBのWebサイト)

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