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IASBが、IFRS第3号の適用後レビューに関する情報提供の要請を公表
IAS Plus 2014.01.30
国際会計基準審議会(以下、「IASB」)は、ステークホルダーからのコメントを求める「情報提供の要請(Request for Information :RFI)」を公表した。(IAS Plus 2014.01.30)
国際会計基準審議会(以下、「IASB」)は、ステークホルダーからのコメントを求める「情報提供の要請(Request for Information :RFI)」を公表した。これは、IFRS第3号「企業結合」が財務諸表利用者に有用な情報を提供しているかどうか、基準の適用が困難で、一貫性のある適用を妨げる領域があるかどうか、および基準を適用または執行(applying or enforcing)に関連して、予想外のコストが発生しないかどうかを特定する目的である。
IFRS第3号の適用後レビュープロセスは、本来は2012年に開始される予定だったが、2013年7月25日に正式に開始されたことのみが公表された。その後、IFRS第3号の適用が評価可能となる前に、IASBは、レビューの範囲を決定し回答する必要がある主要な質問を識別するために、情報を収集していた。
本日公表されたRFIは、それらの質問を含んでおり、正式なパブリック・コンサルテーションの一部を形成する。コメント期間が終了後、IASBは、他のコンサルテーション活動を通して収集された情報に加えて受領したコメントや、トピックについてのリサーチからの発見事項を検討する。IASBの最終結論は、報告書とフィードバック・ステートメントに示される。そこには、レビューの結果としてIASBが取るべきと考えるステップも示される。
RFIのテクニカルな質問は次の領域を扱っている。
•事業の定義
•公正価値
•無形資産ののれんから独立した認識、および負ののれんの会計処理
•のれんの非償却、および耐用年数が確定できない無形資産
•非支配持分
•段階取得および支配の喪失
•開示
•ステークホルダーが提起する他の事項
コメント期限は、2014年5月30日である。
》情報提供の要請 (IASBのWebサイト)
》IASBのプレスリリース (IASBのWebサイト)