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IASBが、開示イニシアティブの結果としてIAS第1号への修正を提案

IAS Plus 2014.03.25

国際会計基準審議会(IASB)は、IAS第1号「財務諸表の表示」への修正を提案する公開草案を公表した。本修正は、財務報告の表示において判断を行使する際に、作成者に認識されている障害に対処するため、IAS第1号を明確化することが目的である。コメントの期限は、2014年7月23日である。(IAS Plus 2014.03.25)

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国際会計基準審議会(IASB)は、IAS第1号「財務諸表の表示」への修正を提案する公開草案を公表した。本修正は、財務報告の表示において判断を行使する際に、作成者に認識されている障害に対処するため、IAS第1号を明確化することが目的である。コメントの期限は、2014年7月23日である。

背景
IASBは、概念フレームワーク・プロジェクトで実施されている作業を補完するため、2012年12月に作業プログラムに開示イニシアティブを正式に追加した。このイニシアティブは、現行の基準の表示および開示の原則と要求事項を、どのように改善できるかを検討する機会を探求することを目的とする、多数の小さなプロジェクトから構成されている。それらのプロジェクトは、IAS第1号の要求事項のいくつかの文言が、場合によっては、判断の行使を妨げるようにも読めるため、財務報告の表示において、企業が判断を行使できることを確保するための、IAS第1号「財務諸表の表示」に関する狭い範囲のプロジェクトである。

変更案
IASBは、ED/2014/1「開示イニシアティブ(IAS第1号への修正案)」で、判断の行使を妨げるとみられる4つの領域の修正を提案している。

•重要性 IASBは、(1)情報は、集約または分解することにより不明瞭にすべきでないこと、(2)重要性の考慮は財務諸表の全ての領域にあてはまること、および(3)基準が特定の開示を要求している場合でも、重要性の考慮は適用されることを強調する目的で、明確化を提案する。
•財政状態計算書および純損益およびその他の包括利益計算書 IASBは、(1)これらの計算書に表示される項目のリストを、目的適合性があれば分解および集約できることの明確化、および(2)これらの計算書における小計の追加的ガイダンスを導入することを提案する。
•注記 IASBは、(1)注記の順序を決定する際に、理解可能性および比較可能性が検討されなければならないこと、および(2)注記は、IAS第1号第114項に掲げられた順序で表示される必要はないことを明確化することを提案する。
•会計方針 IASBは、潜在的に有用でないと受け止められている、重要な会計方針の認識に関するガイダンスおよび設例を削除することを提案する。

IASBは、IFRS解釈指針委員会への要望書により提起された1つの提案も含めている。

•持分法適用投資から生じるOCI項目の表示 IASBは、持分法適用の関連会社および共同支配企業のOCIについての企業の持分は、事後的に純損益に振り替えられるかどうかに基づいて、単一の項目に集約して表示するべきであることを明確にすることを提案する。

移行措置と発効日
公開草案には、発効日が提案されていない。また、特別な移行措置も含まれていない。

IASBプレスリリース (IASBのWebサイト)
IAS第1号の修正に関する公開草案 (IASBのWebサイト)
ニュースレター「IFRS in Focus –IASBが開示イニシアティブによるIAS第1号「財務諸表の表示」の修正を提案」 (トーマツのWebサイト)
 

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