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IASBと会計基準設定主体国際フォーラム(IFASS)が、憲章に合意

IAS Plus 2014.05.09

IAS Plus 2014.05.09 国際会計基準審議会(IASB)と会計基準設定主体国際フォーラム(IFASS)に参加する会計基準設定主体は、IASBの、他の会計基準設定主体との協力関係を明確化する憲章に合意した。(IAS Plus 2014.05.09)

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国際会計基準審議会(IASB)と会計基準設定主体国際フォーラム(IFASS)に参加する会計基準設定主体は、IASBの、他の会計基準設定主体との協力関係を明確化する憲章に合意した。

憲章の目的は、国際的な会計基準設定の効率性と有効性を強化することをデザインされている、IASBと他の基準設定主体との協力のいくつかの主要な原則を定めることである。憲章の全般的な原則は、関係する当事者が以下をもって協力することを確約することを反映するものである。(1)密接な協力、ただしお互いの独立性は尊重する、(2)透明性と公開、(3)お互いの信頼と尊重、(4)公益における共有された目標を達成するための義務感(sense of duty)、責任(responsibility)及び説明責任(accountability)。

憲章は、以下の責任を規定している。

IASBは、以下を確約する。

  • 他の会計基準設定主体と活発に関わりを持ち、関係者のアウトリーチの実質的な部分として、彼らの見解及びフィードバックが忠実にかつ完全にIASBに提示されることを確保する。
  • IASBと他の会計基準設定主体との必要なリエゾン、コミュニケーション及び支援を提供する。
  • 他の会計基準設定主体が彼ら自身の特定の法域での任務の下で運営されていることを認識し、他の会計基準設定主体の独立性を尊重する。
  • IASBの独立性が許す限り、関係者との協議のコストを抑えるために、他の会計基準設定主体と可能な限り密接な協力をもって、IASBのアウトリーチとフィールドワーク活動を展開する。


    会計基準設定主体は、以下を確約する。
  • 高品質で、理解可能な、強制力のある国際的に認められる財務報告基準の開発におけるIASBの役割を支持し、貢献する。
  • IASBがそのプロジェクトに関連するすべてのインプットを理解することができるように、IASBのテクニカルな基準設定活動に対する、当該法域/地域の関係者から会計基準設定主体宛またはIASBへ直接のいずれかのインプットを奨励する。
  • 信頼性のある更新されたデータベースを維持するために、世界中の法域でのIFRSの利用の進捗についての情報を定期的に交換する。
  • 会計基準設定主体の活動が、IASBの独立性と誠実性、及びIFRSについての最終的な権威であるというIASBの責務を危うくしたり(compromise)異議を申し立てたりする(challenge)ことがないことを確保することにより、IASBの独立性を尊重する。

IASBは、憲章がIASBの会計基準アドバイザリー・フォーラム(ASAF)の2013年の要件と首尾一貫していることを強調している。ASAFは、IASBと会計基準設定コミュニティの代表者とのテクニカルな対話についての公式なプラットフォームを提供する。憲章は、これが当事者の誠実と最善の努力にゆだねられる協力についての声明であり、拘束力のある契約上の取決めではないことも示している。


憲章が合意された最近のIFASS会議では、各国基準設定主体は、各国基準設定主体が、IASBにより公表される高品質でグローバルな会計基準の開発に参加することで、一般目的の財務報告を最大化する基礎を提供することをデザインしている「各国基準設定主体のモデル」も最終化した。本モデルは、会計基準設定活動根底となるべき概念及び設定主体が目指すかもしれない主要な特性を示している。これは、主として、すでにIFRSを適用しているまたは適用手続中の法域の基準設定主体について記載されているが、本モデルは、他の地域の基準設定主体や、その活動を評価するために、基準設定主体を監視、資金提供または監督する機関により用いることができることも示している。

IASBプレスリリース (IASBのWebサイト)
憲章の全文 (IASBのWebサイト)
各国基準設定主体のモデルについての文書 (オーストラリア会計基準審議会(AASB)のWebサイト)

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