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ハンス・フーガーホースト氏がIASBの作業プログラムについて語る

IAS Plus 2014.05.29

IASB議長のハンス・フーガーホースト氏が、シンガポールで開催されたIFRSカンファレンスで、「グローバルな会計基準に向けた進展の計画を立てる」と題するスピーチを本日行った。(IAS Plus 2014.05.29)

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IASB議長のハンス・フーガーホースト氏が、シンガポールで開催されたIFRSカンファレンスで、「グローバルな会計基準に向けた進展の計画を立てる」と題するスピーチを本日行った。彼は、世界各国のIFRSの現在の利用状況を概観し、IASBの作業プログラム、特に合同のリース・プロジェクトについての洞察を提供した。

フーガーホースト氏は、世界各国のIFRS普及の成功について語ることから、スピーチを始め、「いくつかの経済大国はいまだ欠けているが、IFRSを使用している国は既に世界のGDPの過半数にもなる」と述べた。

彼は、スピーチでIASBの作業プログラムに焦点を当てた。まず、昨日公表されたFASBと合同の収益認識基準にハイライトを当てた。続いて、フーガーホースト氏は、合同のリース・プロジェクトについて論じた。彼は、リース基準が著しく影響を及ぼすのは、上場企業の10%未満に過ぎないことを強調した。オペレーティング・リースの使用は非常に偏っており、上場企業の約50%が重要なオペレーティング・リースの報告をしており、IASBが分析した12,000社のうち、10%未満が全オペレーティング・リースの80%を会計処理していると説明した。彼は、「リース負債の増加は、長期負債自己資本比率をヨーロッパで13%ポイント、アジアで20%ポイント増加する結果となると算定した」と述べた。IASBが、実行および適用にコストのかからない基準とするための方法を模索するよう「動機づけられた」ことを述べ、フーガーホースト氏は、リース基準を適用する作成者のコストについても触れた。彼は、IASBとFASBは、「数ヶ月以内に」リースプロジェクトの作業を最終化したいと述べた。

金融商品に移り、フーガーホースト氏は、IFRS第9号「金融商品」に関するIASBの再審議を要約し、新しい基準が7月に公表される予定であると述べた。彼は、「現行の会計処理の改善点」2点、すなわち、(1)「自己の信用」の解決、と(2)貸付金の損失の引当を強調した。

そして、フーガーホースト氏は、開示を簡素化するためにIASBがとるステップについて論じた。彼は、2013年6月に財務報告での開示を改善するための10項目を示しており、IASBが2014年3月に重要性のない情報を明確にする公開草案を公表したことを述べた。将来に目を向け、フーガーホースト氏は、開示に関する明確な原則を開発するIASBのリサーチ・プロジェクト、および開示要求事項により整合性を持たせ、適用を容易にするための、全基準の事後的レビューについて述べた。

スピーチ全文 (IASBのWebサイト)
 

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