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IASB議長は、投資家はグローバルに比較可能な財務情報を必要としていると引き続き考えている

IAS Plus 2014.06.11

IASB議長、ハンス・フーガーホースト氏は、「アメリカ合衆国ではIFRS適用の機会を失った。」という発言に応えた。(IAS Plus 2014.06.11)

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IASB議長、ハンス・フーガーホースト氏は、「アメリカ合衆国ではIFRS適用の機会を失った。」という発言に応えた。

先週カリフォルニアで開催されたSEC会議のスピーチで、SEC元委員長のクリストファー・コックス(Christopher Cox)氏は、IFRSに関する熱狂は著しく後退したので、もはやUSでIFRSは適用されないであろうと述べた。その理由の一部として、稀ではあるが、USのラウンドテーブルおよび会議で示される見解をIASBが無視していること、そうである場合には、明らかに距離をおいていた(being aloof)ことを示した。コックス氏は、FASBの利害関係者との関わり方をIASBは充分に理解していなかったと主張した。

このスピーチに対する発言の中で、フーガーホースト氏は以下の通りコメントした。

“コックス元委員長は、単一で高品質のグローバルな基準から、国内の優先事項および懸念に対処する際に「柔軟性(supple)」がある各国基準設定主体を維持することに、焦点をシフトさせた。我々は、引続き、投資家にとって、高品質のグローバルに比較可能な情報が最も有用であると考えており、それは米国の投資家も含んでいる。コックス元委員長が述べているように、米国の投資家は、IFRSで報告する企業に何兆ドルもの投資を行っている。我々は、これらの利害関係者の重要性を決して忘れていないし、リーチ・アウトの取組みを拡張し、全てのプロジェクトに関して彼らと協議していく。

私は、IASBがリースに関して正しい方向に向いていると考えているが、この点に関して、コックス元委員長と意見を異にしていた。IASBとFASBは、我々の提案の核心は、借手はこの欠けている債務(missing obligation)を貸借対照表に計上する必要があることを再確認した。これは、SECスタッフ自身が、サーベンス・オクスリー法の2005年レポートで提案したことである。同時に、これらの改訂は非常に議論となるもので、強い抵抗を受けると警告した。残念ながら、その通りである。”

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