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AOSSG戦略計画は、IFRSの修正を、グループの活動に対する脅威として示す
IAS Plus 2015.03.19
AOSSGは、2015-2019年の戦略計画を公表した。戦略計画では、長期のIFRSアドプション計画の開発および適用時にAOSSGの目的に留意し、可能であれば、IFRSの修正(modifications to IFRSs)は避ける必要があると言及されている。 (IAS Plus 2015.03.19)
アジア・オセアニア会計基準設定主体グループ(AOSSG)は、2015-2019年の戦略計画を公表した。本計画は、AOSSGの今後の作業に関連する機会と脅威とともに、強みおよび弱みに関する記載を含んでいる。
覚書(MOU)で識別されたAOSSGの目的は、以下の通りである。
- 当地域の法域によるIFRSのアドプションおよびコンバージェンスを促進する
- 当地域の法域によるIFRSの一貫した適用を促進する
- IASBのテクニカルな活動に対する当地域からのインプットをコーディネートし、高品質な一組のグローバルな財務報告基準に貢献する
- 当地域の財務報告の品質を改善するため、政府、規制当局、ならびに他の地域的および国際的な組織と協働する
戦略計画で指摘されているように、AOSSGは、これらの目的を達成するために、十分なテクニカルの能力およびIASBやIFRS財団の他の機関との良好な関係に依存している。しかし、将来の活動に対する脅威は、脆弱な財務ポジション、およびIFRSに変更を行う(making changes to IFRSs)ことによって、当地域でのIFRSのアドプションを促進し、一組のグローバルな会計基準を開発するという目的を損なう法域である。戦略計画は下記のように述べている。
「AOSSGは、いくつかの法域において、IFRSをアドプションまたは移行するチャレンジに留意しており、すべての法域に適合する単一のアドプション/移行方法はない。メンバーである機関は、長期のIFRSアドプション計画の開発および適用時にAOSSGの目的に留意し、可能であれば、IFRSの修正(modifications to IFRS)は避ける必要がある。」
≫AOSSGの戦略計画(AOSSGのWebサイト-英語)