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FAFの戦略計画で、コンバージェンスは、状況によりなり得るが、FASBの最優先事項ではないことを確認する

IAS Plus 2015.04.10

FAF、FASBおよびGASBにおける、長期間のビジョンおよび目標の概略を示す戦略計画が承認された。戦略計画では、いくつかのケースでは、FASB(または、他の各国会計基準設定主体)は、自身の資本市場の最大の利益が完全にコンバージされた会計基準の目標に勝ると結論づけるかもしれないとしている。 (IAS Plus 2015.04.10)

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米国財務会計財団(FAF)評議員会は、FAF、米国財務会計基準審議会(FASB)および米国公会計基準審議会(GASB)における、長期間のビジョンおよび目標の概略を示す戦略計画の最終版を承認した。

以前強調したように(IAS Plus-英語※1)、FASBの全体的な戦略は、全般的に財務報告を改善することであるが、そうするにあたり、「FASBは、米国またはその他の市場の両方で、一般に公正妥当と認められた会計基準(GAAP)を使用または参照する、会社および非営利組織に資本を提供する人々(投資家、貸手、その他の債権者および贈与者)の最大の利益をまず考慮する」ことを、戦略計画は確認している。しかし、FASBは、米国会計基準の品質の改善を依然最上位の優先事項とするが、他の会計基準設定主体と国際的に引き続き協働することを戦略計画で追加した。

この戦略の不可欠な部分として、FASBは、他の各国および地域の会計基準設定主体との既存の協調関係を維持および強化するために取り組んでいく。これらの関係から生じるより広範な情報および見解が、各基準設定主体の考えを相互に伝達し、国際的に使用されている基準間の不必要な差異を減少、または回避することができる観点および状況の共通の理解に貢献する。しかし、いくつかのケースでは、FASB(もしくは、他の各国会計基準設定主体)は、自身の資本市場の最大の利益が、完全にコンバージされた会計基準の目標に勝ると結論づけるかもしれない。

したがって、FAFの戦略計画は、コンバージェンス後についてFASBのWebサイトに掲載された、国際的な会計基準における比較可能性に関するFASBのコメントを反映している。

※1≫FASB confirms that improvement of GAAP is its topmost priority(IAS Plus-英語版)

プレス・リリース(FAFのWebサイト-英語)
COMPARABILITY IN INTERNATIONAL ACCOUNTING STANDARDS—AN OVERVIEW(FASBのWebサイト-英語) 

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