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ハンス・フーガーホースト氏がIASBの作業の背後にある理由について語る

IAS Plus 2015.04.16

IFRS財団評議員会の関係者とのイベントで、IASB議長ハンス・フーガーホースト氏は、IASBおよびIFRS財団のミッション・ステートメントを説明した。 (IAS Plus 2015.04.16)

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カナダのトロントで開催されたIFRS財団評議員会の関係者とのイベントで、IASB議長ハンス・フーガーホースト氏は、IASBとIFRS財団のミッション・ステートメントを説明した。ミッション・ステートメントは、IASBとIFRS財団が「何を」するのかという点だけではなく、「なぜ」そうするのかについても説明している。

フーガーホースト氏が説明したステートメントは、一言で言えば、以下の通りである。

「我々のミッションは、世界中の金融市場に「透明性(transparency)」、「説明責任(accountability)」、および「効率性(efficiency)」をもたらすIFRSを開発することである。我々の作業は、世界経済における、「信頼(trust)」、「成長(growth)」および「長期的な金融安定性(long-term financial stability)」を促進することによって、公共の利益に資することである。」

フーガーホースト氏は、「透明性」とは、財務情報の質および国際的な比較可能性を強化することで達成されるものであり、「説明責任」は、資本提供者と彼らが資金を預けた人々との間の情報ギャップを減らすことで改善し、また、経済的「効率性」は、投資家が世界中の機会およびリスクを識別することを支援することによって強化されると説明を続けた。これらの3つの側面がそろって、公共の利益(public good)に対するIFRSの貢献を作りあげることになる。

いつものように、フーガーホースト氏は、世界におけるIFRSのアドプションにも触れた。指摘の1つとして、彼は、米国と密接な関係にあるカナダが、「米国でIFRSについてのさらなるブレークスルーはない」にも関わらず、IFRSを適用していることを称賛した。彼は、これまで達成されたコンバージェンスを何でも断念することをけん制した。収益認識に関して、彼は、以下の通り述べた。

「IFRS第15号の完成には、両審議会の大変な作業、すなわち、3回の正式な公開協議、長時間の会議および数えきれないアウトリーチ会議で10年以上かかった。完全な会計基準は存在しない。何度も検討する(tinkering)果てしないプロセスは、必ずしも完璧に近づくものではない。」

スピーチ全文(IASBのWebサイト-英語)

 

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