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国際会計基準審議会(IASB)が、2月の会議を受けて作業計画表の更新を公表

IAS Plus 2016.02.19

国際会計基準審議会(IASB)は、2月の会議を受けて作業計画表を更新した。(IAS Plus 2016.02.19)

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国際会計基準審議会(IASB)は、2月の会議を受けて作業計画表を更新した。これまでのリリースでもお伝えしているように、2015年7月に計画表の表示区分形式が変更されてから、明確な進捗や大幅な修正がない限り、個別のプロジェクトにつきIASBの進捗を追跡することが不可能となった。その中で前回更新時の作業計画表から数件の進捗のみが確認できる。但しIASBは、今回から公開草案又は最終基準の公表予定月を開示し始めている。

主要なプロジェクトにおける変更は、「概念フレームワーク」プロジェクトが、前回の「公開協議」から変わって現在は「分析」段階になったことである。「開示イニシアティブ -開示の原則」プロジェクトは、現在、ディスカッション・ペーパーのドラフト段階にある(前回は「分析」段階)。 

適用プロジェクトにおける更新は以下のとおりである。

•「年次改善2014-2016」(デロイト トーマツのWebサイト※1)
ー現在「分析」段階にある(前回は「公開草案のドラフト」段階)

•「年次改善2015-2017」
ーこれまで「6ヶ月超」において予定されていた「公開草案の公表」が、今回から、「6ヶ月以内」の「プロジェクトの方向性の決定」に変更された。

•「IFRS第9号のIFRS第4号との適用」(デロイト トーマツのWebサイト※2)
ー現在「分析」段階にあり、「プロジェクトの方向性の決定」は「3ヶ月以内」になされる予定である。

•「適用後レビューから生じるIFRS第8号の明確化」
ー公開草案の公表日が2016年5月に限定された。

•「株式に基づく報酬取引の分類と測定の明確化」(デロイト トーマツのWebサイト※3)
ー最終基準の公表日が2016年5月に限定された。

•「IFRS第15号の明確化:TRGでの議論から生じた論点」(デロイト トーマツのWebサイト※4)
ー最終基準の公表日が2016年3月又は4月に限定された。

•「事業の定義」
ー公開草案の公表日が2016年5月に限定された。

•「開示イニシアティブーIAS第7号の修正」(デロイト トーマツのWebサイト※5)
ー最終基準が2016年1月29日に公表されたため、当該プロジェクトは、作業計画表から削除された。

•「これまで保有していた持分の再測定ー事業を構成する共同支配事業に対する支配又は共同支配の獲得」
ー公開草案の公表日が2016年5月に限定された。 
 

※1≫IASBが、年次改善プロジェクト(2014-2016年サイクル)における修正案を公表(デロイト トーマツのWebサイト)

※2≫IASBが、IFRS第9号と保険契約の新基準における異なる発効日についての懸念に対処する修正を提案(デロイト トーマツのWebサイト)

※3≫IFRS in Focus 「IASBが、株式に基づく報酬取引の分類および測定に関連するIFRS第2号の修正を提案」 (デロイト トーマツのWebサイト)

※4≫IASBがIFRS第15号の明確化を提案(デロイト トーマツのWebサイト)

※5≫IASBが開示イニシアティブにおけるIAS第7号の修正を最終化(デロイト トーマツのWebサイト)

作業計画表(2016年2月19日更新) (IASBのWebサイト:7月末に採用された新しい表示区分を説明した「作業計画表ガイド」も掲載)


Deloitteのプロジェクト・ページ (IAS Plus-英語版)

 

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