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FASBが金融商品の減損に関する新基準を公表

IAS Plus 2016.06.16

米国財務会計基準審議会(FASB)は、金融商品の減損に関するFASBのガイダンスを修正するASU 2016-13「金融商品-信用損失)」を公表した。(IAS Plus 2016.6.16)

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ASUは、発生損失ではなく、予想損失に基づく新しい減損モデル(現在予想信用損失(CECL)モデルとして知られる)を米国会計基準に導入している。CECLモデルでは、企業は、予想信用損失の見積りを引当金として認識する。FASBは、このモデルが損失のより適時な認識をもたらすと考えている。当ASUは、企業が負債証券を会計処理する際に使用する減損損失のモデルの数を減少させることにより、米国会計基準の複雑さを軽減することも意図されている。

2012年の6月までは、FASBとIASBは共同で予想損失減損モデル(IASBが2014年に公表したIFRS第9号「金融商品」における減損アプローチ(デロイト トーマツのWebサイト-※1)と概ね同等のモデル)を審議していた。しかし、FASBは、共同モデルに関する米国の関係者からのフィードバックに対応し、代替的な予想信用損失モデルの開発を決定した。結果として、FASBにおける新しい信用損失アプローチは、IFRSにおけるアプローチと異なるものとなっている。両方の減損モデルは予想信用損失に基づいているが、FASBの減損モデルでは、企業は、当初認識後に信用リスクが著しく増大した資産のみではなく、すべての資産について現在予想信用損失の認識が要求される。

 

※1≫「IASBが、IFRS第9号の最終版を公表」(デロイト トーマツのWebサイト)

プレス・リリース(FASBのWebサイト-英語)
「FASB in Focus」 ニュースレター(FASBのWebサイト-英語)
ASU 2016-13(FASBのWebサイト-英語)
費用対効果分析 (FASBのWebサイト-英語)
ビデオ・ディスカッション(Hal Schroeder, Marc Siegel,Russ Golden)(FASBのWebサイト-英語)

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