国際会計基準審議会(IASB)が、9月の会議を受けて作業計画表の更新を公表 ブックマークが追加されました
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国際会計基準審議会(IASB)が、9月の会議を受けて作業計画表の更新を公表
IAS Plus 2016.09.24
国際会計基準審議会(IASB)は、9月の会議を受けて作業計画表を更新した。(IAS Plus 2016.09.24)
国際会計基準審議会(IASB)は、9月の会議を受けて作業計画表を更新した。追跡可能な進捗または遅延の中で最も注目されるのは、保険契約の最終基準の公表予定時期が2017年3月となったことである。
今回の作業計画表上の変更には以下が含まれている。
主要プロジェクト
- 「保険契約」―最終基準の公表時期は、現在「2017年3月」の予定である。
適用プロジェクト
- 「開示イニシアティブ―会計方針及び見積りの変更」―現在、スタッフが公開草案をドラフトしていることが示された。
- 「IFRS第3号―事業の定義及びIFRS第3号/IFRS第11号-これまで保有していた持分の再測定」(デロイト トーマツのWebサイト-※1)―当該ジョイント・プロジェクトの方向性の決定が、前回の「6ヶ月超」から更新され、現在は「6ヶ月以内」の予定であることが示された。
- 「IAS第21号-外貨建取引と前渡・前受対価」(デロイト トーマツのWebサイト-※2)―最終の解釈指針の公表時期は、現在「2016年12月」の予定である。
- 「IAS第40号―投資不動産の振替」(デロイト トーマツのWebサイト-※3)―最終の修正基準の公表時期は、現在「2016年12月」の予定である。
- 「IAS第12号―法人所得税の不確実性に関する会計処理」(デロイト トーマツのWebサイト-※4)―最終の解釈指針の公表時期は、現在「6ヶ月超」の予定である。
- 「年次改善 2014-2016」(デロイト トーマツのWebサイト-※5)―最終の修正基準の公表時期は、現在「2016年12月」の予定である。
リサーチ・プロジェクト
- 「開示イニシアティブ―開示原則」―ディスカッション・ペーパーの公表時期は、現在「2016年12月」の予定である。
- 「基本財務諸表」―プロジェクト範囲の決定は、「3ヶ月以内」の予定である。
- 「IFRS第2号―株式に基づく報酬」―これまでのリサーチ結果要約の公表は、「3ヶ月以内」の予定であり、さらなるプロジェクトの作業は予定していない。
適用後レビュー
- IFRS第13号「公正価値測定」(デロイト トーマツのWebサイト-※6)の適用後レビューが開始されている。プロジェクトの方向性の決定は、「6ヶ月以内」の予定である。
※1≫IFRS in Focus「「IASBが事業の定義の明確化および従来保有していた持分の会計処理の修正を提案」」(デロイト トーマツのWebサイト)
※2≫IFRS in Focus「IFRS解釈指針委員会が、解釈指針案「外貨建取引と前渡・前受対価」を公表」(デロイト トーマツのWebサイト)
※3≫IFRS in Focus 「IASBが、投資不動産の振替についての公開草案を公表」(デロイト トーマツのWebサイト)
※4≫IFRS in Focus「IASBが、IAS第12号の解釈指針案「法人所得税処理に関する不確実性」を公表」(デロイト トーマツのWebサイト)
※5≫IFRS in Focus 「IASBが公開草案「IFRSの年次改善2014-2016年サイクル」を公表」(デロイト トーマツのWebサイト)
※6≫IFRS in Focus 「IASBが公正価値測定に関する新基準書を公表」(デロイト トーマツのWebサイト)
》作業計画表(2016年9月23日更新) (IASBのWebサイト)
》Deloitteのプロジェクト・ページ (IAS Plus 英語版)