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ハンス・フーガーホースト氏がIASBの将来について議論する

IAS Plus 2016.12.06

ワシントンD.C.での最近のSECおよびPCAOBの動向に関する年次の米国公認会計士協会(AICPA)会議において、ハンス・フーガーホーストIASB議長が、最近のグローバルなイベントや来年以降のIASBへの期待について語った。(IAS Plus 2016.12.06)

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フーガーホースト氏は、冒頭で英国のEU離脱(Brexit)と米国の大統領選挙について議論し、この結果は「グローバル化への否定的な感情」と推測されるとした。彼は、グローバル・スタンダートとしてのIFRSに「即座に影響を与えるものではない」と見込んでいると述べた。彼は、「グローバルな投資の成長や売買のトレンドが阻害される可能性があることは否定できない状況である」ということは認めたが、聴衆に「共通の会計基準のロジックは必要不可欠なまま」であり、多国籍企業やグローバルな投資家は、引き続き世界経済にとって重要であると述べた。

米国会計基準(US GAAP)のトピックにおいて、フーガーホースト氏は「IASBはIFRS基準が可能な限りUS GAAPと緊密にコンバージェンスすることを望んでいる」と述べた。

IASBは、2017年に保険および概念フレームワークに関するプロジェクトを完了し、フーガ―ホースト氏は、財務諸表のコミュニケーションの有効性改善へ重点を移していくだろうと述べた。彼は、IASBの新しいアジェンダの中心テーマは、「コミュニケーションの改善(better communication)」であり、基本財務諸表の改善に注意を向けていくだろうと公表した。その目的は、(1)比較可能性の向上、(2)規制当局が非GAAP指標(non-GAAP measures)の表示に関する規律をより強化しやすくする(easier to enforce)ことである。また、フーガーホースト氏は、IASBは電子報告の信頼を「強化する」ために、IFRSタクソノミに引き続き取り組むだろうと公表した。

スピーチ全文(IASBのWebサイト-英語)

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