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FASB議長が国際的な連携について議論する

IAS Plus 2016.12.07

ワシントンD.C.での最近のSECおよびPCAOBの動向に関する年次の米国公認会計士協会(AICPA)会議において、FASB議長であるラッセル・ゴールデン氏が、FASBの優先事項は「5つ」として、そのうちの1つである「国際的な連携」について語った。(IAS Plus 2016.12.07)

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ゴールデン氏は、IASBとFASBの双方向の協力関係が収束した後、グローバルな基準の比較可能性をさらに高めるために新しいアプローチを選択すると説明した。すなわち、(ⅰ)継続的な米国会計基準(GAAP)の開発と改善を通じて、(ⅱ)IFRSの開発への積極的な参画、および(ⅲ)他国の会計基準設定主体との関係や連携を強化するとした。彼は、次のように述べた。

私は、より比較可能性の高いグローバルな会計基準の開発に向けた作業は、財務報告の複雑性を低減するためには重要であると考えている。共通の結果を促進する基準についての合意や適用を目指して、我々がIASBおよび各国の会計基準設定主体と継続して連携や協力をしているのはそのためである。我々は、他の基準設定主体とのこれまでの関係を強化するとともに、相互に関係する問題について、IASBとの協議を継続している。これにより、情報や互いの考えを共有し、さらなるコンバージェンスを促す環境に寄与するという発想のより大きな流れを推し進めている。

他国の会計基準設定主体との強固な関係に関連して、ゴールデン氏は、カナダ、日本、中国、韓国、その他の国との個別ミーティングについて言及し、FASBは、各国の優先事項や将来のイニシアティブについて議論するため、2017年に合同ミーティングを開催したいと考えている旨を説明した。彼は、最後に「このような関係は、財務報告の改善に役立つとともに、世界における共通の解決方法にさらに一歩近づくことをもたらす」と結んだ。

スピーチ全文(PDF:FASBのWebサイト-英語)

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