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国際会計基準審議会(IASB)が、11月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表 

IAS Plus 2018.11.17

単一の取引から生じた資産および負債に関連する繰延税金に関するプロジェクトが追加され、開示イニシアティブー重要性の定義、株式に基づく報酬に関するプロジェクトが削除された。また基準設定プロジェクト、リサーチ・プロジェクトのうち、いくつかの予定日が更新された。

国際会計基準審議会(IASB)の2018年11月の会議を受けて、会議の結果に伴う変更および10月に改訂されたワーク・プランからのその他の進展を理解するために、ワーク・プランを分析した。不思議なことに、IASBはIFRS第17号「保険契約」の修正案について議論を開始し、すでに当該基準の発効日を1年遅らせることを暫定的に決定しているにも関わらず、ワーク・プランでは、依然としてIFRS第17号の修正に関するプロジェクトが抜けている。

以下は、2018年10月26日(デロイト トーマツのWebサイト-※1)の最近の分析からワーク・プランに行われたすべての変更の分析である。
 

基準設定プロジェクト

  • 基本財務諸表-ディスカッション・ペーパーまたは公開草案は、現在は2019年下半期に予定されている(以前は2019年上半期)。

 

メンテナンス・プロジェクト

  • 単一の取引から生じた資産および負債に関連する繰延税金(IAS第12号の修正)-新しくワーク・プランに追加された。公開草案の公表は2019年上半期に予定されている。
  • 開示イニシアティブ-重要性の定義(IAS第1号および第8号の修正)-2018年10月31日に最終の修正が公表されたため、ワーク・プランから削除された。
  • 概念フレームワークへの参照の更新(IFRS第3号の修正)-11月の会議において、IASBは修正を進めることを決定した。そのため、次のプロジェクトのステップは、現在公開草案とされている(予定日は示されていない)。

 

リサーチ・プロジェクト

  • 資本の特徴を有する金融商品-ディスカッション・ペーパーのフィードバックは、現在2019年第1四半期に予定されている(以前は、2019年上半期)。
  • 株式に基づく報酬-リサーチ要約が2018年10月31日に公表されたため、ワーク・プランから削除された。

 

その他のプロジェクト

  • 一般的実務(Common Practice)(IFRS第13号)関するIFRSタクソノミの更新-受領したフィードバックの分析は2019年1月に予定されている(以前は2019年第1四半期)。
  • IFRSの序文の改訂-新しくワーク・プランに追加された。最終化された文言は2018年12月に予定されている。

 

上記は、2018年10月26日と2018年11月17日のワーク・プランの忠実な比較である。 

現在のIASBワーク・プランについては、いつでもこちら(IASB-英語 ※2)からアクセスできる。


※1》「国際会計基準審議会(IASB)が、10月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表 」(デロイト トーマツのWebサイト)
※2》 ‘Work plan’(IASB-英語)

 

作業計画表(IASBのWebサイト-英語)
Deloitteのプロジェクト・ページ(IAS Plus-英語)

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