ナレッジ

IASB、IFRS第17号のさらなる修正候補を決定  

IAS Plus 2019.01.23

IASBはロンドンで開催された会議で、IFRS第17号「保険契約」と、2018年10月に修正候補として識別されたIFRS第17号に関する25項目の懸念事項のうち5項目について議論し、IFRS第17号を修正することを暫定決定した。

IASBはロンドンで開催された会議で、IFRS第17号「保険契約」と、2018年10月に修正候補として識別されたIFRS第17号に関する25項目の懸念事項のうち5項目について議論した。


10月に合意された修正案を評価するための要件を適用して、IASBは以下の結論に達した。

 



2018年10月のIASB会議で識別された論点


2019年1月のアジェンダ・ペーパー
(IASBのWebサイト-英語-※1)


スタッフ提案


IASBの暫定決定   



3- 契約の境界線外の更新契約に係る保険獲得キャッシュ・フロー 


2A


予想される更新契約に対して、新たに発行した契約に直接起因する保険獲得キャッシュ・フローの関連部分を配分し、したがって資産化する。


14名中13名がスタッフ提案に賛成


12-保有している再保険契約:基礎となる保険契約が不利である場合の当初認識


2B、2C


保険契約について即時の損失が認識される場合及びその範囲で、(それまでまたは同時に発行された)再保険契約についての利得を即時に認識する。
企業が保険契約を保険料配分アプローチ(PAA)を適用して測定する場合には、この拡大された例外を適用することを企業に要求する。


14名全員がスタッフ提案に賛成


8-契約上のサービス・マージン:リスク軽減の例外の適用制限(いくつかの局面はすでに2018年12月の会議ですでに議論済)




2D

 



直接連動有配当保険契約に対するリスク軽減の例外の範囲を拡張する。

 



14名全員がスタッフ提案に賛成

 


13-保有する再保険契約:変動手数料アプローチに対する非適格性


7-契約上のサービス・マージン:一般モデルのカバー単位


2E


一般モデルにおいて、契約上のサービス・マージンを、保険カバー及び投資リターン・サービスの両方を考慮して決定されるカバー単位を基礎として配分しなければならないようにIFRS第17号を修正する。


14名中13名がスタッフ提案に賛成

 

スタッフからは、2018年10月の会議で示した論点のリストの残りのトピック(6項目)についてのペーパーは、2019年第1四半期にIASBに提示することが示された。
 

IASBは、IFRS第17号の議論が進捗した旨をアナウンスするプレスリリース(IASBのWebサイト-英語-※2)を公表した。
 

 

※1》 2019年1月IASB会議のアジェンダ・ペーパー(IASBのWeb サイト-英語)
※2》 IASBプレスリリース 2019.01.23「IASBが、1月の会議においてIFRS第17号の議論を進める」(IASBのWeb サイト-英語) 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お役に立ちましたか?