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IASB、IFRS第17号のさらなる修正候補を決定
IAS Plus 2019.02.07
IASBはロンドンで開催された会議で、IFRS第17号「保険契約」と、2018年10月に修正候補として識別されたIFRS第17号に関する25項目の懸念事項のうち4項目について議論し、IFRS第17号を修正することを暫定決定した。
IASBはロンドンで開催された会議で、IFRS第17号「保険契約」と、2018年10月に修正候補として識別されたIFRS第17号に関する25項目の懸念事項のうち4項目について議論した。
10月に合意された修正案を評価するための要件を適用して、IASBは以下の結論に達した。
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2. 修正再表示された比較情報を表示するIFRS第17号の要求事項を維持する。 |
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2. その他の包括利益に含まれる累積金額に関するIFRS第17号の要求事項を維持する。
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2.については14名全員がスタッフ提案に賛成
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2D
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(b) 企業が当該修正を適用する合理的で裏付け可能な情報を有する場合にのみ、企業は修正遡及アプロオーチにおいて特定修正を使用することができる。 2.
(ii) 公正価値アプローチを適用する企業に、そのような負債を発生保険金に対する負債として分類することを選択することを認める。 (c) 発生したことが判明しているキャッシュ・フローの使用に関連する修正遡及アプローチにおける、特定修正を修正しない。 (d) 直接連動有配当契約のグループに対する契約上のサービス・マージンを決定するために、直接連動有配当保険契約以外の保険契約のグループに関連する特定修正を適用することを企業に認めるようにIFRS第17号を修正しない。 |
14名全員がスタッフ提案に賛成(追加のガイダンスを含める)
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スタッフからは、残りのトピックは、保険契約の集約のレベル、及びリスク軽減に関する2018年12月の会議の議論に関連する一般モデルの契約に対するリスク軽減のオプションに関する問題であることが示された。スタッフは、残りのトピックと整理論点(sweep issue)についてのペーパーを、2019年3月の会議で提示する予定である。
※1》 2019年2月のアジェンダ・ペーパー(IASBのWeb サイト-英語)